なぜ少数派「駅カレー」 実は個性派ぞろい? 駅そば店にも名カレー 超有名バスカレーも

環境が変わっても愛される「駅カレー」、東北に名店あり!

「バスセンターのカレー」もそば出汁を使用していますが、さらに出汁の香りを味わえるカレー丼が、JR常磐線 原ノ町駅前(福島県南相馬市)の「立ち喰いそば・まるや」でひっそりと提供されています。ほんのりそば出汁の風味とスパイスをまとった「カレー丼」のルーには、豚バラ肉や玉ねぎの旨みもほんのり加わっており、さまざまな香りや食感を味わうことができます。グリーンピースや福神漬けとの相性も良く、オススメ扱いされていないものの、隠れた“当たりメニュー“です。

「まるや」は、かつては駅構内でそば店を営むほか、ホームでは「野馬追弁当」など名物駅弁を立ち売りするなど、運転系統の境目でもある原ノ町駅において食の拠り所であり続けました。しかし2011(平成23)年の東日本大震災、福島第一原子力発電所の被災と、常磐線の長期運休で状況は一変。今では駅前の店舗のみで営業を続けています。同店の「カレー丼」はとろみが強くセットで頼んでも冷めにくいため、冷え込みが長く厳しい原ノ町で復興作業に携わった人々にとっては、とても印象に残っているのだとか。

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ありし日の十和田観光電鉄 三沢駅。左のとうてつ駅そばは駅舎取り壊し後、新しい駅ビルに2020年8月移転オープン(宮武和多哉撮影)。

 また東北では、かつて十和田観光電鉄 三沢駅(青森県三沢市)などの構内にあった「とうてつ駅そば」のカレーも忘れられません。「とうてつ」は会社の略称「十鉄」にちなみます。そば出汁を使用しつつも、食べ進めるにつれてうっすら汗をかくほどにスパイスが効いた「とうてつそば」は、2012(平成24)年に十和田観光電鉄線が廃止された後も、三沢では駅舎取り壊しまで営業を続けていました。現在は青い森鉄道 三沢駅前の交流施設内に移転し、その味を守っています。

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