なぜ無人駅の「開発」相次ぐのか 実は宝の山? 利用者減少から一転人気スポットに

後閑駅×高校生たち 旧事務室が学びの場に

 前出の土合駅から南へ4駅、同じくJR上越線にある後閑駅(群馬県みなかみ町)も、かつてはみどりの窓口があるほどでしたが、2018年から無人駅になっています。

 しかし2021年4月、かつて事務室として使用されていたスペースに、高校生が無料で使える学習室がオープン。JR東日本高崎支社管内で、駅構内に学習室ができるのは初めてでした。

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JR上越線の後閑駅。高校生の利用が多い(2020年8月、乗りものニュース編集部撮影)。

 リニューアルのきっかけは、町の玄関口である駅が無人化されたことで、地元のにぎわいが失われるのではと危機感を抱いた地域住民が、JR東日本に学習室としての利用を提案したこと。同駅周辺には商業高校があり、利用者の約8割が通学の高校生です。そこで、約2000万円の改修費を町が負担し、リニューアルが実現しました。

 学習室は、70平方メートルのスペースに長机と22脚の椅子が置かれています。集中力を高められるよう、パーテーションで区切られたスペースもあり、さらに無料Wi-Fiも設置。一部の机は移動可能で、イベントスペースとして活用する際にはレイアウトを変更できるデザインになっています。誰でも無料で利用でき、町から委託を受けた運営会社職員が1人常駐しています。

 無人化されたローカル駅は、日々の学びを大切にしながら、地域のつながりを生む場所に変貌を遂げました。

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コメント

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1件のコメント

  1. 肥薩線の復興も宮崎と熊本を結ぶ特急街道に昇格できるためにもこのようにやらなあかんな。