パトカーの値段は? 救急車の車種は? 緊急車両のスペックあれこれ 実は朱色の消防車

ハイエースベースの救急車 3回ほどモデルチェンジされ今に

 続いて救急車。正式名称は「救急自動車」です。救急車もパトカーと同様、様々な種類がありますが、都市部において比較的多く目にするのは「高規格救急自動車」と呼ばれる、車内で救急救命士によって救命活動が行えるよう設計されたものです。

 そんな救急車のベース車両として最も多いのが、トヨタ「ハイエース」。なんと9割以上のシェアを誇ります。

 ハイエースをベースとした高規格救急自動車は、トヨタ救急車「ハイメディック」という名前で、1992(平成4)年に国産自動車メーカー初となる高規格救急車として誕生しました。現在までに大きく3度のモデルチェンジがなされています。発売から30年近く経つ初代モデルは多くが廃車となっており、現役で稼働しているものはほとんどありません。

 価格は装備品を含め、一般的な救急車が2000万円から2500万円程度です。東京消防庁が2020年3月に導入したEV(電気自動車)救急車はその約3倍から4倍ほどし、8000万円を超えます。

 最後は消防車。消防車も消防活動の主力となる車両「消防ポンプ自動車」のほか、建物や危険物施設などの検査を行う「査察車」、建物内に取り残された人を救出したり、高所から放水活動を行ったりできる「消防はしご自動車」など、様々な種類があります。

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