豪華! イスラエルで8か国参加の「エレファントウォーク」実施 ドイツとの歴史的飛行も

イスラエルとドイツの両空軍トップが編隊飛行しました。

インド空軍機もイスラエルに展開

 イスラエル空軍は2021年10月20日(水)、同国で行われている多国間共同演習「ブルーフラッグ2021」において、参加各国の空軍機による多数機発進準備訓練を実施、その様子を公式Twitter(ツイッター)で公開しました。

 多数機発進準備訓練は通称「エレファントウォーク」と呼ばれるもので、その名のとおり、象が集団で歩く様子に似ているところから名付けられたものです。

 説明によると、参加したのはイスラエル、アメリカ、イタリア、ドイツ、インド、ギリシャ、イギリス、フランスの8か国で、F-15「イーグル」やF-35A「ライトニングII」、F-16「ファイティングファルコン」といったアメリカ製戦闘機機のほか、ダッソー「ラファール」やミラージュ2000、ユーロファイター「タイフーン」といったヨーロッパ製戦闘機、ガルフストリームなどのビジネスジェット流用の軍用機の姿も確認できます。

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イスラエル上空を編隊飛行する同国空軍(手前&奥)とドイツ空軍(中央)の戦闘機。手前からF-35A、ユーロファイター「タイフーン」、F-15E(画像:イスラエル国防軍)。

「ブルーフラッグ2021」演習は10月14日(木)から同月28日(木)までの約2週間にわたって行われる大規模な実動演習で、今回、初めてイギリス空軍の戦闘機部隊が参加したほか、インド空軍のミラージュ2000飛行隊や、フランス空軍の「ラファール」飛行隊も初飛来したとのこと。

 加えて、歴史的なイベントとして、イスラエル空軍司令官とドイツ空軍司令官がともに自国戦闘機に乗り込んで、編隊でフライオーバーするということも行われたといいます。

 イスラエル空軍は「ブルーフラッグ2021」演習を行う意義について、「世界中で第5世代戦闘機の使用が増えているなか、従来の第4世代戦闘機と第5世代戦闘機を統合運用することが、この演習のテーマである」「演習を計画する際、異なる国、飛行隊、世代を組み合わせた異種シナリオを作成することを主眼とした。異なる航空機同士が協力することが、空軍力の強化に直結する」としています。

【了】

【8か国軍用機によるエレファントウォーク/イスラエルとドイツ両国の編隊飛行ほか】

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