エンジン倍で性能倍! とはならなかったけど結果を残せたレシプロ双発戦闘機5選

航空機において、同じエンジンなら単発より双発の方がメリットも大きそう、ということで、WW2直前の航空先進国では「双発万能戦闘機」なる考えが脚光を浴びます。しかし実際には、そうそう単純なお話ではありませんでした。

日本陸軍本土防空の要 二式複座戦闘機「屠龍」

 欧州での「双発万能戦闘機」に触発された日本陸軍の命令を受け、川崎航空機が開発した機体が二式複座戦闘機「屠龍」です。開発指示そのものは1937(昭和12)年から出ており、川崎はまずキ45を試作しましたが、エンジンの不調などで満足な性能を得ることができず、土井武夫技師を主務者としてエンジンを実績のあるハ25(海軍の栄エンジンと同型)に換装した結果、1942(昭和17)年に制式採用となったのが同機です。

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終戦後、イギリス軍に接収された二式複座戦闘機(画像:IWM/帝国戦争博物館)。

 世界中の多くの双発戦闘機同様、大陸や東南アジアで単発単座戦闘機と戦った結果、正面切っての戦いは困難だと露見してしまいますが、日本本土防空戦におけるB-29迎撃任務では、胴体下面の37mm機関砲や20mmの上向き砲、さらには体当たり攻撃(特攻ではなく乗員は落下傘で脱出する)などを駆使して戦い、B-29の26機撃墜を報告した樫出 勇など、多数のエースを生み出す双発戦闘機となりました。

 B-29に護衛機が付くようになってからも夜間戦闘機としての運用は続き、大戦を通して、日本本土の防空に当たりました。

【写真】ドイツ空軍Bf110 シートからの眺め

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コメント

2件のコメント

  1. > 土井武夫技師を主務者としてエンジンを実績のあるハ25(海軍の栄エンジンと同型)に換装した結果、1942(昭和17)年に制式採用となったのが同機です。

    ハ102は何処へいった?

  2. そうですな。キ45試作機はハ25への換装で使えそうなレベルになったけど、結局実質別物のキ45改に計画は移行して、発動機はハ102になっていますな。

    二式複戦として採用されたのはこのキ45改の方。

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