【空から撮った鉄道】初の博多周辺の空撮は着陸機も絡めて

九州の空撮は何度か行っていますが博多駅はまだ実施していませんでした。離着陸が忙しない福岡空港が隣接するため、空撮を見送っていたのです。2021年のコロナ禍によって減便が続く状況で、初の博多駅と周辺を撮影。タイミングよく旅客機も絡められました。

この記事の目次

・福岡空港周辺はなかなか管制区内に入れない

・「北風運用」と「南風運用」の違いで撮影困難なことも

・当日は「北風運用」

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福岡空港周辺はなかなか管制区内に入れない

 日本全国には特別管制区と言われる空港がいくつかあります。福岡空港もその1箇所。この管制区は、主に離着陸が頻繁で航空機が輻輳する大規模空港に設けられており、基本的には有視界飛行を行うVFR機(例えばセスナ機)は自由に飛行できません。飛行には管制からの許可が必要で、常に管制の指示のもと飛行します。VFR機である空撮用航空機(ヘリを含む)は、この区域内で撮影する場合、常に管制の指示で動きます。

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N700系や500系が留置している博多総合車両所の上空を那覇空港からやってきたANA1204便のボーイング737-800型機が着陸のために南下する(2021年7月27日、吉永陽一撮影)。

 特別管制区が設置されるのは軍民共用だったり国際空港だったりと忙しい空港なので、空撮するときは当日の航空交通の忙しさによって、なかなか中に入れない(区域内に入れない)こともあります(もちろん、特別管制区以外の空港でも同じことがあり得ますが)。管制の指示に従って飛行するため、こちらがこの高度と場所に今すぐ行きたいと言っても、必ずしもOKとはなりません。

 福岡空港は離着陸が多くけっこう待たされると、同業諸氏から伺っていました。博多駅はすぐ隣にあるため、駅の空撮も二の足を踏んでいましたが、いい加減そろそろ撮らねばと重い腰を上げ、2021年の夏、熊本などの撮影と合わせて実施することにしました。

 このコロナ禍で空撮を決めたのは、減便によって着陸機が少ないから管制圏内での撮影もすんなり行くのでは? と踏んだからです。実際に、比較的スムーズに撮影をこなすことができました。

「北風運用」と「南風運用」の違いで撮影困難なことも

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Writer:

1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。日本写真家協会(JPS)正会員、日本鉄道写真作家協会(JRPS)会員。

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