青春18きっぷ東京~大阪「最も快適旅」を実践 乗継ぎ全てクロスシート! 静岡に救世主も

来たっ! 「元セントラルライナー」の車両

 熱海着13時57分。14時13分始発の浜松行き普通列車「441M」を待ちます。進行方向の後ろ寄り3両の乗車位置に乗客が集まりました。その理由は「313系8000番台」電車が連結されているからです。313系8000番台とは、かつて中央線の名古屋~中津川間で運行されていた有料快速列車「セントラルライナー」用の特別仕様車です。

 これまでJR東海エリアの熱海~浜松間の普通列車はロングシート車両で、かつトイレがないことすらあったのですが、今回のダイヤ改正から、列車によってはトイレのある特急形車両に近いハイグレード車両が、特別料金なしで連結されるとして、話題となりました。ただ「441M」は普通列車なので、別の車両が充当されることもあります。

 やがてオレンジ色に装飾された313系8000番台が到着した時はほっとしました。記念撮影をする人や「テレビで見たけど、お金を取る車両だったんだって」と話す女性客も見られました。

 313系8000番台は、背もたれを動かして座席の方向を変える転換式クロスシートを備えています。通常の313系はシートピッチ875mmですが、8000番台は910mm。これはJR東日本の特急形E653系電車に匹敵するゆとりです。背もたれも50mm高くなっています。そのほか横引きカーテンや側扉付近の大型仕切りもあり、着座すると特急形車両に近い贅沢感があります。

「441M」の出発2分前に、東京方面からの普通列車「1867C」が到着します。乗換は可能ですが、その時点で「441M」の座席はほぼ埋まっていました。

 15時35分着の静岡駅では6分停車。このあいだにホーム上の自販機で飲み物を買えます。この辺りで立客が出ましたが、おおむね「通路側座席なら座れる」といった乗車率です。

 浜松駅は16時54分着。2時間41分の長時間乗車でしたが、快適な車両で疲れは最小限です。同一ホーム乗換で、浜松17時1分発の岐阜行き普通「155F」に乗車します。

「155F」は6両編成の313系でした。浜松~豊橋間はロングシート車両で運行されることもありますが、この列車は転換式クロスシート。8000番台ほどではありませんが、普通列車としては快適です。

【18キッパーの強い味方!?】元「セントラルライナー」熱海に現る

テーマ特集「【2024年】青春18きっぷの便利な使い方! 値段 買い方 期間 特例ルールも紹介」へ

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

2件のコメント

  1. 3頁目、
    >JR西日本の21時18分発網干行き新快速「3335M」が停車中。20時10分に長浜駅からの付属編成が到着し、
    >20時42分着の野洲駅でいったん下車しました。
    21時18分に米原を出てどうやって20時42分に野洲駅に着くんだろう?
    あと、4頁目、e5489で座席指定した場合は18きっぷとは併用不可では?もうちょっと記事載せる前に精査して欲しいよね。
    https://faq.jr-odekake.net/faq_detail.html?id=10206&category=869&page=1

  2. 修正がまだ不正確ですな。
    18きっぷでのAシート利用不可は「e5489専用チケットレス」です。
    e5489で予約しても紙の指定券を発券すれば18きっぷで利用できます。