国内唯一「3種類の線路幅」をまたぐ珍踏切とは 1435/1067/762mm そもそもなぜ幅が違うの?

日本国内の鉄道の軌間(線路幅)は、狭軌と呼ばれる1067mmが主流で、新幹線や一部の私鉄で標準軌と呼ばれる1435mmが採用されています。そしてごく少数、ナローゲージと呼ばれる762mm軌間の鉄道路線もありますが、上記3種の軌間をまたぐ踏切が1か所だけ存在します。

狭い順に三岐、JR、近鉄

 3つの鉄道路線が並走する踏切、その線路の幅が3路線とも違う、という日本唯一の踏切が三重県にあります。

 

 全国に線路を張り巡らせるJR在来線の多くは、1067mm軌間(狭軌)を採用しています。軌間とは2本のレール間の幅のことです。日本では狭軌がスタンダードになっていますが、国際的には、新幹線で採用されてる1435mm軌間(標準軌)がスタンダードです。

Large 20220414 01
JR関西本線の列車が通過中。軌間は1067mm(小川裕夫撮影)。

 そのほか、国内には少数ながらも幅の狭い762mm軌間を採用している鉄道事業者もあります。そのひとつが、三重県桑名市といなべ市を結ぶ三岐鉄道北勢線です。この軌間は、一般的にナローゲージと呼ばれます。

 冒頭の踏切は、桑名駅(三岐鉄道は西桑名駅)付近の北勢線、JR関西本線、近鉄名古屋線が並行する区間にあります。つまりナローゲージ(三岐鉄道)、狭軌(JR)、標準軌(近鉄)と3種類の軌間をまたぐわけです。

 同踏切は一見すると、どこにもあるような風景です。数字で見ると線路の幅の違いは明白ですが、実際に渡ってみても、それほど大きな差を感じることはないでしょう。

 とはいえ、踏切両端の北勢線と名古屋線とでは倍近くの差があります。これを念頭に入れてから渡ると、3種類の「線路の幅」の違いをより実感できるかもしれません。

 ところで、なぜ北勢線は珍しいナローゲージを採用しているのでしょうか。

【上空から見比べ】3種の軌間(ナロー・狭・標準)をまたぐ踏切

【特集】なんだこれ? 全国の鉄道「珍風景」ヘンテコでも実は理由あり!

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. タグがJR西日本になってますが、この区間の関西本線は、JR東海に所属しています。

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス