キャラ立ちまくり観光列車「時代の夜明けのものがたり」に乗る 中は“宇宙船”そのワケは

JR四国の観光特急「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」。週末に高知~窪川間を1日1往復します。高知行き「開花の抄」に乗ってみましたが、車両デザインもおもてなしも、高知県らしさにあふれていました。

文明開化? 宇宙船?

 いよいよ車内へ。1号車は「KUROFUNE」の愛称でレトロなデザインです。木目調の室内で特に目立つのは、車両の中心に置かれ、レール方向に伸びる長テーブルです。

 多くのこういった列車では中央に通路があり、左右にテーブルが置かれています。日本の鉄道でこうしたテーブル配置は、明治時代の食堂車と「オリエント急行’88」くらいですから、とても斬新なデザインといえます。一部の席は窓に向けられており、中央配置と窓向きの席を可変できます。この「変形機能」は、コロナ禍で「窓向き席を増やす」などの形で活用されているとのことです。

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1号車車内(2022年9月、安藤昌季撮影)。

 松岡室長によると「坂本竜馬が黒船を見て、高揚した未来への気持ち」を表すために、あえてSF調の要素を取り入れ「レトロフューチャー」にしたとのこと。照明器具のデザインなどに未来感があります。船を思わす舵輪もありました。

 車端部は運転席と完全に仕切られていますが、壁面がスクリーンとなっており、乗車時には前面展望が映されていました。地元の伊野商業高校ツーリズムコースの学生が車内ガイドを行う際にも活用されるようです。

 続いて2号車へ。愛称は「SORAFUNE」で、1号車とは対象的な「白い空間」でした。「レトロSFの宇宙船」をイメージした内装で、未来的だけど懐かしさもある雰囲気です。デザイナーが高知駅舎をデザインした際、「あえて困難に挑むのが高知らしさと知った」そうで、ありきたりではない「宇宙にまで広がるデザイン」としたのだそう。

【写真】ある意味最もスゴイのはトイレ!? 列車内をチェック!

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