空気不要・パンクしないタイヤをEVで実証 ブリヂストンが実用化に向けて動く 狙いは広く

面倒なメンテが不要なタイヤ?

2月より実証実験を開始

 出光興産とブリヂストンは2023年2月8日、空気充填不要の次世代タイヤ技術「エアフリーコンセプト」の超小型EV向け実証実験を2月より開始すると発表しました。

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エアフリーコンセプトを装着した超小型EV(画像:ブリヂストン)。

 空気を必要としないエアレスタイヤであるブリヂストンの「エアフリーコンセプト」は、タイヤ側面の特殊形状スポークにより荷重を支え、パンクをなくし、空気圧管理やタイヤメンテナンスが不要になることを目指す技術です。摩耗などのため寿命より早く処分されてしまうタイヤの消費を抑制すると共に、リサイクル性も高め、環境負荷の低いサスティナブルなタイヤの提供を想定し開発されています。

 詳細な開始時期はまだ明らかになっていませんが、ブリヂストンの広報担当者によると2月中のなるべく早い時期での実験開始を予定しているそうです。今回の実験は商用車への同タイヤ提供に向けた社会を作るロードマップ作りのひとつとのことで、将来的には、出光興産が開発に携わる超小型EVに「エアフリーコンセプト」を実装することを視野に検証を進めます。

【了】

【エアフリーコンセプト】ゴムと空気の代わり張り巡らされた樹脂に注目(写真)

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