「スーパー林道」を名乗る“超有名神社への道”走ってみたら…! 「マジで無事に下山させて…」冷や汗ダラダラ道中「ガードレールないのはそんな理由か!」

全国各地の森林地域に存在する「スーパー林道」とは一体どのような道路なのでしょうか。その実態を探るべく、酷道としても知られる静岡県の「天竜スーパー林道」を走ってみました。

かつて存在した森林開発公団が作った、各地のスーパー林道

 全国各地の森林地域の地図を凝視すると、ときどき「スーパー林道」と呼ばれる道路を目にします。ただの「林道」ではなく「スーパー」がつくため、当初筆者は「政府が、観光道とか散策路的に、各地の豊かな自然を感じられるように整備した道路なのではないか」と想像していました。

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「天竜スーパー林道」の起点付近。しばしば各所が通行止めとなるうえ、冬季は閉鎖(2026年、松田義人撮影)

 美しい景観で知られ岐阜県・石川県を結ぶ唯一の道である有料道路「白山白川郷ホワイトロード」も、元々はスーパー林道だったと知り、その先入観はさらに高まりました。

 実はスーパー林道とは、観光に限った道路ではなく、かつて存在した森林開発公団が、「未開発の広域森林地域での木材生産事業や地域復興を目的に整備した道路」というのが定義です。正式名称は「特定森林地域開発林道」ですが、これだとなんだか堅苦しいので、わかりやすく「森林を開発するためのスーパーな(高規格な)道なのですよ」ということで、この名称になったのかもしれません。

 各森林地域に、スーパー林道が建設・整備された期間は1965〜1990年。全国で23路線が作られましたが、この間、森林開発公団の組織統合があったり、その統合組織が解散になったりした後に、管理は各地方自治体に移管されました。森林開発公団の後継団体・森林整備センターは、各林道事業での債権債務管理などを行っています。

秋葉神社の総本宮の参道でもある「天竜スーパー林道」へ

 言い換えれば、いずれのスーパー林道も、厳密には県道や市道になりました。ですが、その運営費は自治体によってまちまちです。観光資源となる期待から相応の費用をかけてリニューアルされた「白山白川郷ホワイトロード」のような例もあれば、ほとんど手付かずのまま、あるいは荒れ果てた状態のスーパー林道も、各地にあるのが現状のようです。

 そんなことを調べていたところ、たまたま浜松に滞在することになり、浜松の天竜エリアに「天竜スーパー林道」を発見しました。

 全長53kmにも及ぶ長いスーパー林道で、その途中には、全国に存在する秋葉神社の総本宮、秋葉山本宮秋葉神社もあるとのこと。さぞや神々しさと合わせて美しい自然を楽しめる道なのではないかと思い、向かうことにしました。

【これが総本社への参道!?】激坂!崖!杉!これが「天竜スーパー林道」です!(地図/写真)

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