「あのバス無人だから」周りの配慮が不可欠 ゆっくりな自動運転バスは広まるか 住民反応は上々?

去年に続き東急バスと東急が、横浜市郊外の公道で自動運転モビリティの実証実験を行いました。今回は地域住民も乗車。どう感じたでしょうか。また、バス営業所に設けられた遠隔監視設備も公開されました。

いざ無人 → 周囲の配慮が不可欠…?

 自動運転モビリティは、2か所目の信号交差点を難なく左折。先述の通り付近は住宅街のため、信号機のない横断歩道も多数存在します。自動運転モビリティは都度、横断歩道の手前で減速。もはや徐行に近いものでした。

 3か所目の信号交差点を左折後は、営業所まで1本道。途中にはスーパーマーケットなどがあり、路上駐車するクルマが見られました。自動運転モビリティは、対向車もしっかり認識しながら確実に避けていました。

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前方に路上駐車を認識(2023年3月7日、大藤碩哉撮影)。

 とはいえ速度や機敏さを見ても、人間が操作するにはほど遠い印象です。自動運転モビリティの助手として乗車した東急の担当者は「いざ無人運転になったら、ほかのクルマのドライバーなど周りの人が『あのバスは自動運転だから』と配慮してあげるといった、地域ぐるみでの協力が不可欠でしょう」と話しました。

 15分足らずで営業所に帰着。乗車した50代の男性は乗り心地について「揺れは少なかった」としたうえで、「坂が多く、高齢化率は50%近いすすき野エリアは、病院や役所などへ向かう足が不十分だと感じている。自動運転モビリティが走ることで、それが興味をひくツールのひとつとなり、若い人にも魅力を感じてもらえると嬉しい」と話しました。

 小学生の子どもを持つという女性は「両親が今後、運転免許を返納した際や、子どもが習い事で少しだけ乗車するといった際に、役に立つと思う」と話しました。

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