京都丹後鉄道へ移籍の「キハ85系」新天地でどう"変化"? 実はもう2両導入 丹鉄に聞く

「キハ85系ファン」が気になる"あの装備"はどうなる?

――キハ85系のうち、具体的に車体番号何番の車体が、今回丹鉄に来たのでしょうか?

 3番、12番です。
(※編集部注:キハ85形0番台、どちらも流線形のパノラマ型先頭車。いずれも1990年初頭に製造され、今年で33歳)

――丹鉄への導入は正式には「2両1編成」ということですが、他にも2両が導入されると聞いています、その2両は先頭車でしょうか、中間車でしょうか。またどんな役割があるのでしょうか?

 残る2両も先頭車両です。役割はもっぱら「部品取り車両」で、実際に運行に就く1編成が故障や破損などで部品を必要とした場合に、その2両から部品を取って補充することになります。

 ※ ※ ※

 そのほか、米カミンズ製のエンジン「DMF14系」を換装するか、展望席を含む座席を更新するか、行先表示をLED化するか、「ワイドビューチャイム」と呼ばれる独特の車内チャイムをそのまま使用するかも尋ねましたが、これらも未定ということです。

 ひとまず「パノラマ車+パノラマ車」という夢の2両編成で走ることになる、キハ85系の「第二の人生」。運行開始は未定となっていますが、内装・外装だけでなく、さまざまな細かい点で「往時の姿」を残しつつ、日本海とのツーショットを私たちに見せてくれるかもしれません。

【了】 

【写真】もう見納め「キハ85系+高山本線」の風景

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