最強戦車も“ハーフサイズ”に 米開発「ミニエイブラムス」は使えるのか 無人化で変わる戦い方

M1エイブラムス戦車を半分のサイズにした戦闘車「ロボティック・カウンター・アーマー」のイメージが公開されました。無人だからこそ実現できるものですが、今後の展開はウクライナ戦争の行方に左右されそうです。

「有人無人戦闘チーム」って何だ?

 無人化というのは軍用プラットフォームのトレンドになっています。アメリカ陸軍はこれまでの戦車や歩兵戦闘車、装甲兵員輸送車に代わるような次世代戦闘車(NGCV)を研究、開発。そしてNGCVが目指す戦い方の中には、「有人無人戦闘チーム」という考えがあります。

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有人無人戦闘チームのイメージ図。台数や人数は確定していない。OMFVは歩兵戦闘車の役割もある(画像:月刊パンツァー編集部作成)。

 これはオペレータの乗った任意人員配置戦闘車(OMFV)が複数のRCVをコントロールする戦闘団で、直接戦闘や捜索偵察など「99%分のリスクをRCVに負わせる」ことで人間の安全性を担保するもの。有人のOMFVを核にして、幾重ものRCVがOMFVを守りながら、見通し範囲外はドローンが上空から偵察して情報を集め、ネットワークで連携しながらRCVが敵と直接戦闘します。

 RCVには任務に応じて、主に偵察用の軽量級(RCV-L)、偵察と戦闘用の中量級(RCV-M)、対戦車戦闘や火力支援を行う重量級(RCV-H)が設定されています。「ミニエイブラムス」はRCV-Hのコンセプトモデルです。

 しかし有人無人戦闘チームには戦車に相当するようなカテゴリーがありません。RCV-Hは戦車のようですが、戦車とは違う使い方が考えられています。主砲は直接射撃だけでなく、大きな仰角が取れ、間接照準の視程越え(B-LOS)射撃も可能な軽量化120mm滑腔砲(XM360)を搭載しています。ドローンやほかのRCVなどとの情報共有で、直接見えない目標を攻撃できます。戦車と自走榴弾砲の両用といったところです。

【公開!】「ミニエイブラムス」の使い方です(画像)

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コメント

3件のコメント

  1. 無線操縦ですとどうしてもラグタイムが0ではない。ジャミングで無効化されるなどのデメリットも。

    そうなると、次はAI戦車やAIドローンでしょうか。攻殻機動隊のような自立思考戦車とか出てくるんでしょうかね?。

    テクノロジーは戦争に依って進化する。

  2. カメラを通して映し出される映像とハッチから顔を出して感じ取れる周囲の雰囲気の把握には雲泥の差がある。

    戦車の周囲の状況把握という点ではまだ人に分があると思う。

    ただ、技術はもっと先を行っている。

    他戦車との情報リンクどころか、偵察ドローンや一人の兵士が得た情報すら味方全てにリンクされようとしている。

    戦車の周辺どころか戦場全ての情報がリンクされるようになれば、もう人が前線に立つ必要もなくなるだろう。

    無人機対無人機。

    あれ?戦争って何だっけ?

    無人機対無人機、つまり人が死なず無人機(資金)が尽きたら負け。

    企業間の争いと変わらない。

  3. 反動はどう抑えるんだろ?

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