地上走れぬ「空飛ぶクルマ」は名乗る資格なし! 欧米で80年の歴史 最新型のエンジンはスズキ隼!?

日本でも開発が進む次世代モビリティーの「空飛ぶクルマ」。しかし、クルマとは似ても似つかない「eVTOL」と呼ばれるものが多いです。実は欧米では「空飛ぶクルマ」は別モノなんだとか。一体どういうことなのでしょうか。

最新の「空飛ぶクルマ」のスペックは?

「アエロカー」は6機が造られ、有効な耐空証明を持っている機体こそありませんが、全機が現存しています。そのうちの2機はワシントン州とウィスコンシン州の航空機博物館に展示されており、見学することが可能です。

 それから約75年、いまでも海外ではeVTOLとは別に、れっきとした「Flying car」すなわち「空飛ぶクルマ」が開発され続けています。では、その最新型はどんな感じなのか、代表的な車種を例に挙げてみましょう。

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アメリカの航空機メーカー、コンベア社が1946年7月に開発した「コンベア・モデル116」(画像:コンベア)。

 最初の例は、「クレイン・ビジョン・エアカー」です。これは、スロバキアで長年「空飛ぶクルマ」の研究と開発に携わってきたステファン・クレイン氏の最新作です。斬新な形状の胴体はセミモノコック構造を採用しており鋼製の骨組とカーボンファイバー複合材料製の部材を組み合わせています。

 主翼は折り畳み式、テールアームは伸縮式で尾翼と主翼の間隔を広げて飛行安定性を確保しています。キャビンは2人乗り。エンジンはBMW製の排気量1.6リットルの自動車エンジンを搭載して出力は139馬力。離陸滑走距離は300m、速度120km/hで離陸し、巡航高度は2500m、巡航速度は170km/h。航続距離は1000kmと発表されています。

 原型機は2020年10月に初飛行し、2022年1月、航空機としてスロバキアの型式証明を取得しました。同社では、型式証明の取得に向けた飛行試験は欧州航空安全機関の基準に準拠した内容であると発表しています。

【写真】まさしく「空飛ぶクルマ」の飛んだり走ったりする姿をいろいろ見る

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