何が違うんですか!?「F-22とF-35どっちが強いか」米軍パイロットに聞いてみた「スマホと同じですよ」

アメリカで生まれたステルス戦闘機F-22「ラプター」とF-35「ライトニングII」。似通った外観を持つこの2機種は性能的にどちらの方が優れているのでしょうか。F-22に長年乗っていた米軍パイロットに話を聞きました。

例えるなら「スマートフォン」新しい方が優秀なのは当然

 しかし、現代の空の戦いの勝敗は、戦闘機の機動性だけで左右されるものでもなくなっています。空中戦では素早く飛べることよりも、相手の存在を先に探知して、いち早くミサイルなどで攻撃できる方が重要です。

 現代の空中戦で重要となるレーダーなどの電子機器は、後に開発されたF-35の方が新しく、それはディキンソン少佐も認めていました。

「私の感想ですがF-35とF-22の差はスマートフォンのようなものです。後から開発されたF-35の方がセンサーや搭載機器は当然ながら新しいです。スマートフォンも1年経てば高性能な新モデルが出ますよね。しかし、スマートフォンでは新しいモデルと古いモデルを比較しても基本的な性能の差はそれほどありませんし、両方とも同じように使えます」

 F-35の方が優れている点としては、他のプラットフォームから情報を得る「データリンク」機能と、その情報を統合化して戦闘に生かせる「センサー・フュージョン」能力が挙げられます。データリンクはF-22にもある機能ですが、F-35はその情報を自身のセンサーと合わせてわかりやすく整理・統合化してコックピットに表示することで、パイロットが戦闘地域の状況認識と戦闘のための判断を速やかに行えるようになっているのが特徴です。

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F-22の操縦席から観客に向けて手をふるディキンソン少佐(布留川 司撮影)。

 また、自機が情報を入手するだけでなく、それを同じ戦場にいる味方機や、地上レーダーサイト、艦艇などと情報共有することも可能であり、戦場全体のシステムの一部として戦うこともできます。その場合、F-35は「敵機を撃ち落とす戦闘機」という存在以上のものへと昇華し、最終的には戦局自体を左右する重要な存在となることができます。

 開発したロッキード・マーチンがF-35のことを「ゲーム・チェンジャー」(スポーツ試合などで途中参加して勝負の流れを変えてしまう選手のこと)と呼んだのも、このような理由からです。

 ディキンソン少佐も「F-35で使われる新しい技術は、我々のラプター・コミュニティー(F-22飛行隊)でもその恩恵に預かることができます。戦場において両機が一緒に飛べば、その能力は他の戦闘機よりも優れたものとなるでしょう」と言っていました。

 要するに、F-35の優れた部分は、一緒に任務に就いた時にF-22にも大きなメリットを与えてくれるものだということです。

【翼折れるステルス機】艦載機型「F-35C」空母での運用シーンをイッキ見(写真)

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コメント

3件のコメント

  1. そのうち戦闘機も人間が操縦するのではなく、AIが操縦する戦闘機も出てくるだろう。

    判断の速さ、これまでの同じ戦闘での記憶を直ぐに引き出して対応するのも間違いなくAIのほうが早くなるだろうし、人の命を掛けなくても良くなる?

  2. 日本周辺有事までには自衛隊は全てを明らかにすべきである

  3. これは良い事だ。早く射程距離5000キロ以上のミサイルを沢山作り各場所に配備してほしい。東アジアの中では余りにも日本は遅れている。自己で戦闘機やミサイルるなど最先端の兵器を開発出来る様になってほしい。ただ、戦争は相手から仕掛けられてもしてはいけない。

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