そのマークをなぜ…!? 初来日のイタリア空軍F-35Aに描かれていた「赤い悪魔」の意味「きっとまた日本に来る」を確信

小松基地に飛来したイタリア空軍機が、航空自衛隊との共同訓練を終えて帰国しました。その時に見せたイタリア機の尾翼のマークや飛行服のパッチには、伝統と新たな日伊友好を見ることができました。

赤くないけど「赤い悪魔」のマーク発見!

 筆者の目が留まったのは、垂直尾翼に電光デザインと共に描かれた円形マークです。これは、かつて「赤い悪魔」と呼ばれて第2次世界大戦前からイタリア空軍の戦闘機隊で使用された部隊章でした。このニヤりと笑う赤い悪魔のマークは、1936(昭和11)年1月に編成された第6戦闘航空団で使用されたものです。

 同航空団は大戦中、地中海や北アフリカでCR.42複葉戦闘機やRe.2001戦闘機で戦い続けた部隊で、後に戦闘爆撃機乗りとして有名になるジュゼッペ・チェンニ少佐などのエースを輩出しています。そして1943(昭和18)年9月のイタリア休戦後には、ドイツや日本など枢軸側について戦ったイタリア共和国(R.S.I.)空軍でもこの部隊章は引継がれました。

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航空自衛隊小松基地のパイロットで、報道公開時に引率を担当した隊員。飛行服の右胸には、交換したイタリア空軍第14航空団のパッチが、右腕には日伊共同訓練の記念パッチを付けていた(吉川和篤撮影)。

 今回来日した4機のF-35A戦闘機は、「襲撃する鷲」マークの第32航空団第13戦闘機群所属の3機「06」「15」「16」の各号機と、この第6航空団所属の1機「04」号機です。なお、後者に対するF-35A戦闘機の配備は2022年6月に始まったばかりであるため、おそらくこの機数の差が出たと推察されます。

 ちなみに、現在は各国空軍機で主流となっている艶消しグレーの機体に明るいグレーでマークや数字を描いた「ロービジ塗装」をイタリア空軍も採用しているため、前述したような、かつて名を馳せた「赤い悪魔」ではありませんでした。それでも爪を立て笑いながら襲い掛かる悪魔の姿は健在で、かつての第6戦闘航空団の武勲の歴史を今に伝えています。

 こうしたイタリア空軍伝統の部隊章は、パイロットが飛行服に着用するパッチのデザインにも使用されており、例えば今回来日したKC-767空中給油・輸送機を運用する第14航空団の「2羽の鷲」マークの部隊章は胸パッチとなっています。

 そして日伊友好の一環として、要員どうしで部隊章の交換が行われた結果、今回の報道公開での撮影や共同記者会見などの引率を担当された航空自衛隊員の右胸などにも、同航空団のパッチを見ることができました。

【F-35Aと同じだ!!】80年前、大戦中のイタリア戦闘機に描かれた伝統の「赤い悪魔」(写真)

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コメント

1件のコメント

  1. まさしく、空のガンダムだな!

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