「成田まで20分」目指す京成 「世界最速」から66年の小田急 スカイライナーとロマンスカー“中の人”対談 速さに必要なものとは

「ロマンスカーミュージアム」で3回に渡って行われた「名鉄・西武・京成×小田急社員による車両開発トークショー」。各社の看板特急について、車両担当者が対談しました。最終回は小田急×京成です。

「耳ツン防止」も重要な乗り心地の一

 京成電鉄の廣瀬氏は「新AE形でも、ディスクブレーキは高速域からの減速用として使われています。『SE』から受け継がれている点ですね。鉄道業界のいいところは『協力して栄えよう』です。一般車は、車輪にブレーキシューを付ける踏面ブレーキなのも、『SE』の時代と同じです」と話しました。

 続いて「乗り心地を支える技術」へ。京成電鉄の廣瀬氏は「先頭車両で横揺れが激しいのは判明していましたので、新AE形では、揺れと反対に車体を動かすフルアクティブサスペンションを採用しています」と語ります。

Large 20231002 01
高速通過用ポイント「38番分岐器」(安藤昌季撮影)。

 鈴木氏は「小田急といえば連接台車。連結器ではなく、台車で車両を結びます。カーブやポイントで通常車両のように車体がスライドすることがありません。連結間でも振動が少なく安全で、車両間を隔てる扉も必要ありません」と説明。

 一方の廣瀬氏は以下のように返答します。

「新AE形は耳ツン防止を心がけました。扉の戸閉め抑え装置で隙間をなくし、車内と外との気圧差を無くしています。また新AE形はデッキ部分に換気装置がありますが、耳ツンには影響します。扉を閉めて気圧差をなくしても、換気で空気が入って来るからです。トンネル区間では換気口を閉じることで、耳ツンを抑止しています」

 さて、両社の高速運転はこれからどのような次元へ入っていくでしょうか。京成電鉄の廣瀬氏は「京成上野~高砂間など最高速度の低い区間もありますが、成田空港まで30分台でなく、20分台を目指したい」と語りました。

 小田急電鉄の鈴木氏は「これからの電車は、加減速度の性能向上が求められます。出発時だけでなく、高速域でも加速力を増したいですね」と話しました。

【え、こんなに違う!】小田急と京成の線路幅の違い

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス