「クラウンってなんでトヨタエンブレムじゃないの?」 受け継がれる王冠は特別な証

1月1日は初代「クラウン」が初出荷された日です。クラウンといえば「王冠」のエンブレムが目印ですが、なぜトヨタマークではなく、一貫してこのエンブレムなのでしょうか。

王冠は特別な国産車の証?

 今から69年前の1月1日は、トヨタ自動車工業(現:トヨタ自動車)日本初の純国産設計車である初代「トヨペット・クラウン」が同社の挙母工場(現在の本社工場)にて、関係者に祝福されながら初出荷された日でもあります。

Large 20240101 01
2023年11月13日に発売開始した「クラウン(セダン)」(画像:トヨタ)。

 クラウンといえば、フロントの王冠のエンブレムが目印でもありますが、他車種のようにトヨタのメーカーロゴではなく、古くから一貫してこのエンブレムが使用されているのはなぜでしょうか。

 そもそもなぜ「クラウン」という名前になったのか。トヨタが発行した『創造限りなく トヨタ自動車50年史』によると、「自家用乗用車の王座を確保するとの願いをこめてクラウンと名付けた」とあります。

 命名者はトヨタの実質的な創業者である豊田喜一郎氏で、トヨタが単独で国産乗用車の生産に動き出す段階で「クラウン」と命名することを決めていたようです。

 車名が「クラウン」ということで王冠のエンブレムとなったわけですが、1955年販売開始の初代「クラウン」ではフロントグリルにエンブレムが付けられていませんでした。1960年のマイナーチェンジでフロントにつけられるようになって以降、最新モデルまでこの伝統が続きます。

 トヨタには、いくつかメーカーロゴではない独自エンブレムの車種がありますが、クラウンもそのひとつです。トヨタによると異なるエンブレムのデザインを採用している理由は「モデルごとにコンセプトや歴史が異なるため」とのことで、グローバルに販売するモデルに関してはトヨタエンブレムを採用する傾向にあります。

 いまでこそクラウンは中国でも生産され、グローバル展開も始まりましたが、長年にわたり一貫して日本国内で、設計、生産され、日本国内で販売されてきた車種です。そのため、トヨタエンブレムをつけず、特別なクルマとしての地位を維持しています。なお、現在のトヨタエンブレムが登場したのは1989年からで、クラウンのエンブレムの方がはるかに長い歴史をもっています。

【了】

【お、結構変わってる!?】これが、歴代「クラウン」と王冠エンブレムです(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  2. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  3. 「知らなかった!」SNSで話題に 高速道路の“2つ並んだ赤い三角コーン”、実は超重要な「ある合図」だった! NEXCO公式が投稿
  4. ロシアのミサイル部品工場が「大炎上」 ウクライナ軍の航空機から発射した巡航ミサイルが「直撃」か
  5. 史上最大の軍艦より135mもデカい!? 旧海軍「大和」を凌ぐ『エースコンバット8』の新ボス「陸上戦艦」の衝撃スペックとは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号