東急線「蒲田新駅」の構造が明らかに “わずか800m”の鉄道新線計画が具体化! 事業期間は2042年3月まで
東京都と羽田エアポートライン、東急電鉄は、新空港線(矢口渡~京急蒲田)の都市計画素案をまとめました。
東急蒲田駅も激変
東京都と羽田エアポートライン、東急電鉄は2026年7月21日、新空港線(矢口渡~京急蒲田)の都市計画素案をまとめ、事業の詳細を明らかにしました。東急蒲田駅には地下ホームや留置線、池上線との連絡線を新たに設けるほか、京急蒲田駅と接続する「(仮称)蒲田新駅」は1面2線の切り欠き型となる予定です。
新空港線事業では、東急多摩川線・矢口渡駅の近くから多摩川線を地下化し、蒲田駅を経由して京急蒲田駅付近までを結ぶ新線を建設します。
東京都大田区と東急電鉄が共同で出資し、設立した第三セクターである羽田エアポートラインが整備主体として施設を整備・保有する予定です。東急電鉄が営業主体として施設を借り受け、列車を運行します。
都市計画区間は2.0km(多摩川線1.2km、新空港線0.8km)で、実際に工事を行う事業区間は東急多摩川線と環状8号線が交差する場所を起点とした約1.7kmとなります。
事業では蒲田駅と蒲田新駅の2つの地下ホームを整備する計画です。総事業費は約1248億円で、事業期間は2042年3月までとなります。矢口渡~蒲田間および蒲田新駅の一部は開削工法で箱型のトンネルを、蒲田~蒲田新駅はシールド工法で円形のトンネルを整備する想定となっています。
既存の蒲田駅の地上部には、夜間帯などに車両を留置可能な留置施設を新たに整備。また、多摩川線内を運行する車両が池上線の車庫(雪が谷検車区)を使用するため、車両が両線を行き来できるようにするための連絡線も設けられます。
蒲田駅の地下ホームは1面で、その両側に線路を配置する構造となります。新空港線の開業後、多摩川線は蒲田駅では地下ホーム(新ホーム)発着となり、現在のホームは池上線のみが使用することになります。
蒲田新駅は既存の道路用地内に収まるように、3両編成の車両のみ停車するホームと、8両編成(東横線との直通列車)と3両編成の両方が停車可能なホームを縦列に配置し、1面2線の切り欠き型のホームとする計画です。
新空港線の運行頻度は朝の最混雑時間帯が毎時20本、その他時間帯は毎時10本程度となる見込みです。東横線への乗り入れは全列車ではなく、一部列車のみとなります。
新空港線の開業後は、東急東横線や東京メトロ副都心線方面からの直通電車が、京急蒲田駅まで走る見込みです。副都心線は東武東上線や西武池袋線と相互直通運転を行っているため、それらの沿線から羽田空港までのアクセスも向上します。
なお、矢口渡~京急蒲田間は第一期整備区間となり、京急蒲田から大鳥居までの第二期整備区間も検討されていますが、現時点では第二期整備区間の実現の目途は立っていません。




コメント