見たことない!「空飛ぶレーダー」大型機に異例のサメの歯塗装「日本の失態」で誕生した空自AWACS部隊の“覚悟”

航空自衛隊の飛行警戒管制部隊が創設40周年記念式典を挙行。部隊発足のきっかけは、半世紀ほど前に起きたソ連戦闘機の北海道侵入だったそうです。式典を取材して、この40年で大きくなった部隊能力を見ることができました。

40年で大幅に部隊規模が拡充

 このたびの式典で40周年と謳われていたことからもわかるように、最初に導入したE-2C「ホークアイ」などは、すでに最新鋭の機体ではありません。そのため、運用する航空機の更新・アップグレードも随時進められており、そのひとつが最新型のE-2D「アドバンスド・ホークアイ」の導入になります。

 同機は、老朽化したE-2Cに変わって2019年から三沢基地に配備が始まっており、最終的には18機が導入予定です。また、E-767についても、アメリカ軍のE-3の最新型であるG型と同等の機能へアップグレードする性能向上改修、通称「MCP(ミッション・コンピューティング・アップグレード)」が進められており、すでに4機のうちの1機が改修を終えています。

 加えて警戒航空隊も、その重要性から2020年に現在の警戒航空団へと拡充・改編されており、司令職も1等空佐から空将補に格上げされています。

Large 20231226 01
E-2DとE-767をバックに、記念撮影をする隊員たち。地元浜松基地のE-767の第602飛行隊の隊員の他に、E-2Dを運用する第601飛行隊の隊員も含まれている(布留川 司撮影)。

 航空自衛隊では、2023年12月現在、F-35「ライトニングII」戦闘機の機数増大を図っている最中です。加えて、長射程のスタンド・オフ兵器の運用も始まります。これら新装備の能力を最大限発揮させるためには警戒航空団が運用するE-2C/DとE-767は欠かせません。

 それらを鑑みると、今後、警戒航空団や早期警戒管制機の重要性は増えることはあっても減ることはまずなさそうです。

【了】

【記念ロゴ見っけ!】今しか見られない? これが40周年の記念マークです(写真)

Writer:

雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  2. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. 東京のベッドタウンにできた「道の駅」ウワサ通りの大盛況! 海ないのに「海産物がうまい!」…それこそが人気の秘訣?
  5. 北朝鮮 進水式で“派手に横転し”金総書記を激怒させた「新型艦」爆速で修理を行い海上試験開始!
  1. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  2. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  3. ロシア海軍のステルス艦が「大炎上」 ウクライナの攻撃で撃破される瞬間を捉えた映像が公開
  4. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  5. 空母化進む「最大の護衛艦」がフェリーと並んだ! 大きさの違いが際立つショットを海自が公開