なぜ「ブルーインパルス」は能登の被災地へ行くのか 実は “ついで” だった!?「曲技飛行は前から決定済み」という事実

航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が能登半島地震の被災地上空を飛ぶことが決まりました。これに対して、SNSなどでは「ほかにやることあるだろう」との声も。しかし、内情は違うようです。

前年中に「ブルーインパルス」の北陸行き決まってた!?

 そもそも、ブルーインパルスが飛行展示するのに、どれくらいの費用が必要なのでしょうか。それについては、航空機そのものの価格やパイロット、整備員の人件費など飛行の有無に関わらず発生する費用、燃料など飛行の都度必要になる消耗品の費用など、条件によって大きく変動するため一概には言えませんが、最低限必要である燃料の価格だけでも数百万円と推定されます。

 このお金の出どころは「令和5年度(2023年度)一般会計予算」であり、2023年の3月に衆議院と参議院本会議で審議され成立した「防衛費」6兆7880億円の中から賄われています。

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「ブルーインパルス」のホームベースとなっている宮城県の松島基地(画像:航空自衛隊)。

 なお、地震発生前の2023年中に、「北陸新幹線石川県内全線開業イベントにおけるブルーインパルス展示飛行」として活動予定は組まれていました。

 要は、このときすでに石川県の小松基地を拠点に北陸新幹線の沿線自治体の上空を飛ぶことが決まっていたと言えます。それを、震災が起きたことから、さらに追加でもう一回飛行ルートを調整して被災地上空も飛行するように改めたというものです。

 そのため、被災地上空を飛行するといっても、当初の北陸新幹線延伸開業の祝賀飛行に、おそらくいくらかの(恐らく百万円程度)燃料費が加算される程度でしょう。いずれにせよ防衛予算の中のブルーインパルスのための歳出内で行われることです。

【見たことある?】「ブルーインパルス」スモークオイルどうやって補充している?(写真)

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