子どもでも「ブルーインパルス」の一員になれる? 誰でも体験できる採算度外視の入魂マシンがスゴイ! “パイロット目指す端緒に”

リアル追求じゃつまらない! 老若男女が楽しめないと

 開発したのは京都のソフトウェアメーカーであるテクノブレイン。同社は、航空管制をテーマにした「ぼくは航空管制官」シリーズなどを手掛けており、業界内では比較的知られたメーカーです。一方で、フライトシミュレーター作品の「パイロットストーリー」シリーズも発売しています。

 もっとも、「ブルーインパルス操縦体験シミュレーター」は、通常の商業ベースのフライトシミュレーター作品とは異なり、その開発にもいろいろな苦労があったといいます。

Large 240430 bi 02

拡大画像

「ブルーインパルス操縦体験シミュレーター」の会場の様子。2台のシミュレーターが用意され、説明スタッフがプレイ前に説明をしてくれるのでフライトシム未経験の方でも楽しめる(布留川 司撮影)。

 フライトシミュレーターといえば実機と同じような操縦ができるリアルさがウリのひとつですが、本ソフトの開発はそこからワンステップ上のブラッシュアップが必要だったといいます。というのも、博物館のような場所にイベントとして置く場合、プレイするユーザーはさまざまな人々が対象となります。特に年齢層的には子供も多く、そのようなプレイヤーでも楽しめるようにする改良する必要があったそうです。

 本シミュレーターをプロデュースしたテクノブレインの盛岡隆司氏は、開発の苦労について次のように説明してくれました。

「本作は一般向けとして開発しましたが、だからといって最初から簡単に作れるワケではありませんでした。最初にシミュレーターとしてしっかりとリアルに作り上げ、そこからフライトシム未経験の一般の人向けに必要な部分以外を削ぎ落としていった感じです」。

【座れば気分が盛り上がる!?】これが「ブルーインパルス」シミュレーターの詳細です(写真)

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

1件のコメント

  1. 25年前にドリームキャストというセガのゲーム機向けに発売された「エアロダンシング」というフライトシミュレーターソフトが有って、ブルーのスモークON/OFFも含めた機体の挙動も忠実に再現した非常に良くできたシムでした。
    技術の進化で全周モニターやHMD(VRゴーグル)と組み合わせたら、もっとリアルにできるのかも。