自称「究極のルクレール」仏の最先端戦車が初披露 「あれ、乗員増えてるけど…」コンセプトはもはや別次元!?

フランスの首都パリで開催された「ユーロサトリ2024」に「ルクレール」戦車の新型が展示されていました。「究極ルクレール」という呼ばれ方をするこの戦車、もしかしたら次期フランス制式戦車になる可能性を秘めています。

乗員数が3人から4人に増えたワケ

 従来の「ルクレール」の乗員は車長、操縦士、砲手の3名でしたが、この「ルクレール・エボリューション」では1名増えた4名となっています。

 昨今の戦車は自動装填装置の普及によって砲弾を主砲に装填する装填手を削減しています。「ルクレール」自体、自動装填装置を搭載しているからこそ、前出したように装填手不要の3名構成です。とうぜん、「ルクレール・エボリューション」にも自動装填装置があり、専任の装填手は不要となっています。

 では、追加された4人目の乗員の役割は何かというと、、これまでの戦車ではなかった新たな任務、KNDSでは「ミッションオペレーター」と呼ばれていた役割です。これは、無人兵器の操作やミッションシステムからの情報収集を専門に行います。

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現行のフランス陸軍の主力戦車である「ルクレール」(画像:アメリカ陸軍)。

 戦車に限らず、現代の兵器は単独で戦うことはなく、複数の兵器が連携するのが一般的です。それは戦車どうしで連携・共闘するだけでなく、偵察部隊や無人機など異なるユニットからの情報をBMS(戦場管理システム)などから集め、それを分析して戦術的な優位性を確保して戦場全体の戦いを有利にすることも含まれます。

 ミッションオペレーターの任務は、無人車両や徘徊ドローンの操作と、それらを使って収集した情報の分析であり、戦闘中は車長を補佐することにあります。従来の車両ではこれら任務は車長が行っていましたが、無人機やBMSの高性能化によって得られる情報そのものが高度化、増大化しつつあり、ミッションオペレーターは車長のオーバーワークを防止するだけでなく、より円滑で効率的な戦闘を実現するために必要とされるようになったと言えるでしょう。

 担当者の説明によると、その情報収集能力の高さと、それを戦車単体で高度に運用できる能力は、従来戦車にはない大きな特徴だそうです。

【後ろ姿もイカツイな】「究極ルクレール」を前後左右いろんな角度から見る(写真)

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