ブルーインパルス飛行中に報道ヘリ接近… 対策はないの? パイロット必見の注意報とは

2024年6月に川崎市で空自のブルーインパルスが飛んだ際、制限空域に他機が進入したとして展示が中断されました。このとき出ていたのがNOTAMというもの。一体どんなものなのでしょうか。花火やドローン飛行にも大きく関係しているそうです。

花火大会のシーズンは要注意

 高層ビルや鉄塔、煙突といった、ある一定の高さ以上の建造物には、航空機の衝突を避けるため「航空障害灯」と呼ばれる灯火の設置が義務付けられていますが、これが工事などの事情により点灯できない場合にもNOTAMが出されます。建築工事で設置されるタワークレーンのように、新たに航空機運用における障害が増える場合も同様で、正確な位置(座標)が提供されて注意を促す仕組みです。

 一方、最近になって増えているのが、無人航空機(ドローン)の飛行にともなうNOTAMです。無人航空機はパイロットが搭乗していないため、周囲の状況を十分に把握することができません。そこで有人の航空機側が気をつけて、無人機の運用空域を避ける配慮をしています。将来的には無人機も有人機と同じ航空管制に組み込まれていく必要がありますから、過渡期である現在ならではかもしれません。

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一部の花火大会でもNOTAMが出される(咲村珠樹撮影)。

 変わったところでは、花火大会でもNOTAMが出されるケースがあります。一般的な花火大会で最大の、「尺玉」と呼ばれる10号玉の場合、平均して高度330m付近まで上昇して半径約160mに開きます。ちなみに、一部の花火大会で打ち上げられる「三尺玉」と呼ばれる30号玉では、高度600m程度まで上がって半径約275mに開くため、離着陸の経路に当たる場所では航空機の運航に支障が出てしまうのです。

 そこで、該当する花火大会の主催者は、日程が決まると国土交通省航空局に届け出てNOTAMを出してもらい、周辺を飛行する航空機に注意を呼びかけています。もし打ち上げた花火が飛行中の航空機に当たってしまうと危険ですから、安全のために重要な取り組みといえるでしょう。

【制限空域どこかわかる?】コレ読み取れたらプロかも、なNOTAMサイトを見る

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