「サンライズ」でお馴染み個室寝台「ソロ」 登場時は別物だった!? 安価なりの大変貌とは

寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」に連結されている1人用B個室寝台「ソロ」。その始まりは寝台特急「北斗星」でした。それからリーズナブルな個室寝台として走り続ける「ソロ」の36年を紹介します。

全国に広がる「ソロ」

 JR北海道も1991(平成3)年、「北斗星」用としてこのタイプの「ソロ」を増備しましたが、こちらは定員17人と少なさが問題となっていました。

 JR東日本は1989(平成元)年、寝台特急「北陸」用として新型の「ソロ」を登場させます。2階室への階段を2室共用とし、定員を20人へ増加させたタイプ(スハネ14形750番台)でした。しかし、天井高さは1.4mとなり、個室内での直立はできなくなりました。寝台幅は750mmなので、昼間は旧タイプ、寝ると新タイプが快適でした。ちなみに末期の「北斗星」では、JR東日本車とJR北海道車が連結されており、2タイプが併結されていました。

 なお、最も初期形のJR北海道タイプは、宿泊施設「北斗星スクエア」(北海道北斗市)に、JR九州タイプは宿泊施設「ブルートレインたらぎ」(熊本県多良木町)で健在で、どちらも宿泊できます。

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宿泊施設「北斗星スクエア」で保存されている「ソロ」下段(2024年6月、安藤昌季撮影)。

 しかし、増えても定員20人。これは開放型A寝台以下と変わりありません。そうしたことから1991年、JR東日本が寝台特急「あけぼの」用に投入した「ソロ」では、構造が変更されました。中央通路で左右に個室があるタイプで、現在の「サンライズ瀬戸・出雲」に近い構造ですが、より狭いものです。平屋も2階も個室幅1m、奥行1.945mと狭く、2階室は寝台から天井まで1.1m、個室入口でも1.58mに抑えられていました。入口部分は入室後に寝台を広げられました。

 平屋室は入口部分で1.45m、寝台から天井まで1mとより狭く、かなりの圧迫感がありましたが、寝台料金はそれまでの「ソロ」と同じでした。ただ、定員34人の二段式B寝台の寝台料金と「ソロ」は同じですから、それでも安価でした。寝台幅は70~100cmで、寝れば広い寝台でした。こうした工夫で定員は28人に増えています。このタイプの「ソロ」は施設「ブルートレインあけぼの」(秋田県小坂町)で宿泊できます。

え、こんなだったのか… 歴代「ソロ」いろいろ(写真)

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