日伊の「最新ステルス戦闘機」青森にそろった! 共同開発中の次世代機についても

航空自衛隊と共同訓練を行うため、イタリア空軍の戦闘機が青森県の三沢基地に飛来しました。訓練のさなかには基地の格納庫において、トップクラスの指揮官による記者会見も開催。ハナシのなかには共同開発中の次世代機も出てきました。

アツく語られた日伊の絆

 7日には、三沢基地内の格納庫(ハンガー)において、航空自衛隊の小笠原卓人航空幕僚副長とイタリア空軍のアウレリオ・コラグランデ副参謀長による共同記者会見が行われました。なお、会見場の後方には、中央にユーロファイター「タイフーン」戦闘機を配置し、その左右に両国のF-35A戦闘機を置く形で、日伊の戦闘機3機が並べられていました。

 小笠原航空幕僚副長は来日を歓迎するとともに、部隊単位で地球の反対側から到着したイタリア空軍の飛行技術や到着後に報告された整備における粘り強いプロ意識を称賛。そして、インド太平洋地域における両国の協力体制と、永続する友好関係について述べました。

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会見場の後方に展示された両国の航空機。左からイタリア空軍のF-35A戦闘機とユーロファイター・タイフーン戦闘機、航空自衛隊のF-35A戦闘機(吉川和篤撮影)。

 今回の訓練に関しては、F-35A戦闘機やKC-767空中給油機・輸送機など、両国共通の装備を使用した訓練を行うことで、相互理解の促進や信頼関係の強化が図られるとし、今後のIFTS(国際フライトトレーニングスクール)への人員の派遣など、様々な協力体制にも言及していたのが印象的でした。

 一方、コラグランデ副参謀長は、母国から遠く離れた地でも展開して訓練を行った自軍の能力を鑑みて、改めて今後のインド太平洋地域での協力体制の発展を確信したと述べていました。また、現在イタリアと日本、イギリスの3か国で共同開発中の第6世代戦闘機にも触れ、実現した際にはさらに強固な関係になるであろうとも語っていました。

 こうした共同記者会見を見る限り、日伊共同訓練は来年以降も引き続き行われる可能性が高いのではと筆者(吉川和篤:軍事ライター/イラストレーター)は感じました。今回の日伊共同訓練は8日までですが、こうした訓練を繰り返すことで両国の絆は深まり、なおかつイタリア空軍の新たな一面が日本で見られるようになるかもしれません。

【了】

【よく見ると違う?】日本とイタリアのF-35A戦闘機を見比べ 「タイフーン」も(写真)

Writer:

1964年、香川県生まれ。イタリアやドイツ、日本の兵器や戦史研究を行い、軍事雑誌や模型雑誌で連載を行う。イラストも描き、自著の表紙や挿絵も製作。著書に「九七式中戦車写真集」や「イタリアの中戦車・重戦車写真集 」、「イタリア軍写真集」など。

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