南アルプスの麓に「スーパーカブ」大集結なぜ!?「聖地巡礼」で判明 ライダー“あるある”の場面も

40代以上のベテランライダーが熱い支持

 小説の発表からじわじわと人気が高まっていた『スーパーカブ』ですが、作品が本格的にブレイクしたのは、先に述べたとおりアニメが2022年にオンエアされてからになります。
 
 ほとんどのアニメ作品のファンは10~20代の若者が中心となるようですが、この作品の熱烈な支持層は40~50代の中年男性です。しかも、アニメが好きな人だけでなく、バイクファンが多いことも特徴といえるでしょう。

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「スーパーカブ・礼子生誕祭2024」参加者全員で記念撮影。手前のポップに描かれているのがヒロインのひとり「礼子」(山崎 龍撮影)。

 彼らがこの作品に惹かれたのは、細部までリアルに描かれたスーパーカブの描写に加えて、バイクに初めて乗ったときのワクワクやドキドキした気持ち、バイク初心者ならではのトラブルや失敗、初めて挑戦したメンテナンスやカスタムなど、ベテランライダーなら思わず「そうそう」「あるある」「自分も同じような経験をした」といえるようなエピソードが作品の中に散りばめられ、かつ丁寧に表現されている点にもあるようです。

 そうしたことから、今回のイベントに集まったのも中年男性がほとんどで、関東、中部、北陸を中心にその人数は200名以上。会場を訪れたファンの多くが自慢のスーパーカブで駆けつけていました。

 イベント内容はファンの交流、地元北杜市の名産やグッズの販売、そしてメインイベントとなる『スーパーカブRei』を執筆したさいとー栄さんによるトークショーです。ここでしか聞けない、さいとーさんのプロデビューまでのエピソードや漫画の制作秘話に、集まった人たちは興味深く聞き入っていました。

【顔出しNGの漫画家さんも】この方が『スーパーカブRei』』『終末ツーリング』の作者です(写真)

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