南アルプスの麓に「スーパーカブ」大集結なぜ!?「聖地巡礼」で判明 ライダー“あるある”の場面も
会場に集まった「良き相棒」たち
会場外の駐車場には100台近くのバイクが並んでいました。その多くがスーパーカブです。「鉄カブ」と呼ばれる2009年まで製造されたスチールボディのスーパーカブ50/70/90から、現行モデルのスーパーカブ110(JA59型)、そしてハンターカブ125まで新旧さまざまなカブが一堂に会した光景は、“カブ主”(カブオーナーのこと)ならずとも思わず見入ってしまいます。
ピカピカに磨き上げられた車両はむしろ少なく、その多くがリアボックスを装備し、日常のアシ、あるいはツーリングの相棒として使い込まれたカブばかり。そんなところからも『スーパーカブ』のファン層がどのような人たちなのか窺い知ることができました。
朝9時半に始まったイベントはすべてのプログラムを終えて3時間ほどで終了。集まったイベント参加者は「聖地巡礼」と呼ばれる北杜市内のロケ地巡りへと向かう人、近隣の温泉施設「むかわの湯」へ向かう人、ご当地グルメを楽しむべく近隣の飲食店へ向かう人と、午後の予定を各自で楽しむため、三々五々解散して行きました。
バイクの楽しみ方は人ぞれぞれ。でも、それが『スーパーカブ』という作品で1か所に集まり、このように一種のムーブメントを作っているのは、末端のカブ主である筆者(山崎 龍:乗り物系ライター)からしたらおもしろいことだなと、現地で実際に見て感じました。
【了】
Writer: 山崎 龍(乗り物系ライター)
自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、カワサキZX-9R、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか
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