「料理が届かない!」ウーバーイーツ配達員が激減「報酬単価の改悪」なぜ起きた? 飲食店では廃棄するケースも
「ベース単価を上げて!」配達員の悲痛な声
このような厳しい状況で働く「Uber Eats」の配達員は、どのように感じているのでしょうか。YouTuberとしても活動するカリスマ配達員のひとり、とみ壱さんに話を聞きました。
「夏の繁忙期の需要に対して単価が低すぎ、結果として配達員が集まらないと感じています。繁忙期にここまで単価が低いのは配達を始めて以降、初のケースです。また、低単価のあまり『注文しても配達員が決まらず、商品が届くまでに時間がかかった!』という声もお客様から出ています。低単価だと配達員は案件を受けないので、こういった現象が起きてしまいます。単価さえ上がれば解決する問題なので、まずはベースの単価を上げてほしいです。切実です!」
こうした異常な状況に対して「Uber Eats」の配達員で組織された労働組合「ウーバーイーツユニオン」は、運営元に対して「報酬アルゴリズムの不明点と報酬アルゴリズム変更疑惑に関する説明の要求」と題した質問状を送っていますが、8月12日現在、まだ回答はないようです。
いまや、フードデリバリーは必要不可欠な業種になりつつあると言っても過言ではないでしょう。業界のリーディングカンパニーともいえる「Uber Eats」が今後どのように対応するのか、気になります。
【了】
Writer: 山崎 龍(乗り物系ライター)
自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、カワサキZX-9R、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか
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