世界の願い!?「ホンダさん『ダックス』もう生産終了しないで…」 2度も消えたド定番原付の55年
あの時のイメージ蘇る!? 「デカいダックス」「電動ダックス」の実際
従来型のダックスを愛した筆者ですが、やや大ぶりとなった「ダックス125」にまたがっても違和感ゼロ。所有時の思いが蘇るバランスの取れたライディングポジションと、足回りなどの強化ぶりにまず感動しました。
さらに細部を見ると、往年モデルと比べ溶接部なども実に細やかに作られており、次に購入するバイクはダックス125にしたいと思うようになりました。
前後しますが、2001年に開催された「東京モーターショー」のホンダブースには、「ダックス」を冠した電動バイクを参考出品していました。
その名も「e-DAX」。外見には往年のダックスの面影はさほど感じられないものの、バイク全体を伸縮・折りたためる仕様で、ダックスの当初のコンセプトが反映されたモデルでした。なかなかかわいい電動バイクで市販が期待されましたが、その後、全く音沙汰なし。
しかし、それから22年を経た2023年にホンダは、中国市場限定の電動バイク「DAX-e」を突如発売しました。
往年のダックスのTボーンフレームを模した未来的デザインがカッコ良く、すぐに日本のダックスファンの間でも話題となりました。この注目度の高さを受け、最近では一部バイクショップが逆輸入のカタチで販売するケースも出始めています。
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ここまでダックス55年のストーリーをざっくり紹介しましたが、筆者の願いは、2度の生産終了を経験したダックスが、再び生産終了にならないこと。
近年のダックス125の復活およびヒット、中国市場における電動バイクDAX-eの登場などで、しばらくはまず大丈夫だと思いますが、ダックスはモンキーと並ぶ、ホンダの「レジャーバイク」出身の重要なモデルです。様々な進化を遂げながら、向こう45年生産が続き「ダックス100周年」が迎えられる日が来ることを願ってやみません。
【了】
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