なぜ長引いた?「能登半島地震の自衛隊活動」でも史上最長の災害派遣じゃない!? “驚愕の4年半”を忘れるな!

2024年8月31日、およそ8か月半にわたって活動し続けた能登半島地震における自衛隊の災害派遣が終わりました。被害は局所的だったのに、なぜここまで長引いたのでしょうか。また過去には1500日を超える災害派遣もありました。

史上最長の災害派遣は驚きの1658日間

 このように東日本大震災と比べると、被災範囲こそ狭いものの、活動するには極めて困難な地域であったことがわかるでしょう。結果、自衛隊も頭数で対応すべく最盛期には1万人態勢で各種活動を行っています。

 約1040名を救助し、約420万食の糧食、約230万本の飲料水、約23万リットルの燃料を輸送し、約26万食の給食支援、約6400tの給水支援、入浴支援に関しては約50万人を支援。そして、最後まで続いていた珠洲市内3か所での入浴支援活動も、水道施設の復旧に伴い必要なくなったことから、このたび石川県知事からの撤収要請を受け、活動を終えることとなりました。

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被災者支援のため七尾港に向かった防衛省のチャーター船「はくおう」(武若雅哉撮影)。

 なお、地震災害派遣としては今回の能登半島地震への対応が過去最長ですが、自衛隊の災害派遣として最も長かったのは1991(平成3)年6月3日に発生した雲仙普賢岳の災害派遣で、こちらは1658日(約4年半)を記録しています。

 これだけ長期に渡った理由は、装甲車や赤外線暗視装置などを持つ陸上自衛隊なら、噴火などが起きても火山近傍で活動できるから。そうした能力を買われて、九州大学島原火山観測所(現:九州大学大学院理学研究院附属地震火山観測研究センター)と協同で観測をしていたためです。

「国を守る」だけでなく、「国民を護る」ためにも活動する自衛隊。「災害大国」日本の最後の砦として、この後も備え続けます。

【了】

【被災者からの感謝の手紙も】隊員と地元住民の交流の様子(写真)

【ミリタリー】急げ、救え! 自衛隊「災害派遣」の現場にせまる!

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