東海道新幹線、車体傾斜区間を拡大 スピードアップへ

東海道新幹線の最高速度が、まもなく23年ぶりに285km/hへアップします。どのようにしてそれを実現したのでしょうか。またなぜスピードアップして285km/hと、ほかの新幹線ほど速くないのでしょうか。

「2500」と「4000」の大きな違い

 2015年3月14日(土)、東海道新幹線の最高速度が270km/hから285km/hへ23年ぶりにアップします。これにより東京~新大阪間の所要時間が3分縮み最短2時間22分になるほか、最高速度の上昇で遅延を取り戻しやすくなる効果などが見込まれています。

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285km/h走行を表示するN700Aの運転台(写真提供:JR東海)。

 最高で285km/hというと、東海道新幹線が直通運転している山陽新幹線で同じ車両がすでに300km/hで走っていることから、スピードアップして東海道は285km/hなのか、と思うかもしれません。しかし路線によって線路の状況が異なるため、最高速度の数字だけで単純に比較するのは困難です。

 1964(昭和39)年10月1日に最初の新幹線として誕生した東海道新幹線と、それ以降に建設された新幹線路線とで大きく異なる点として「カーブの緩さ」があります。

 東海道以外の新幹線路線では原則的に、カーブの半径が4000m以上になるよう造られています。「半径4000m」のカーブとは、半径4000mの円周と同じカーブという意味。在来線には半径600mやそれ以下のカーブもよくあり、比較するとだいぶ緩く、高速走行に適していることがわかります。

 これに対し東海道新幹線のカーブは半径2500m以上が原則。東海道新幹線は、新幹線としてはカーブが緩くないのです。

 この半径2500mのカーブでは基本的に、255km/hの速度制限が発生。また東海道新幹線には、この半径2500mというカーブが点在しているためその都度減速せねばならず、スピードを上げにくいという状況があります。よってカーブが緩い他路線より東海道新幹線の最高速度が低くなってしまうのは、ある意味当然といえるのです。

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コメント

1件のコメント

  1. 最高速度は停車性能が決めるというのはよくある話。

    在来線でも最高速度はブレーキをかけて600m以内で止まれる速度とする、いわゆる『600m条項』があった。

    だから走行性能は当時からかなり進化したはずなのに、最高速度は意外と伸びていない。

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