急行電車も「ボタン押すだけ」 いきなり主要路線から「自動運転化」踏切たくさんでも大丈夫? 京王に聞く狙い
京王電鉄は電車のワンマン運転を見据え、井の頭線で2025年春に自動運転の実証試験を始めます。距離が短い支線からの導入ではなく、いきなり主要路線で始める理由や舞台裏を京王の担当者が明かしました。
“イレギュラー停車”にも自動対応!
井の頭線での自動運転の実証試験に使う1000系には運転士と車掌が乗り込み、回送列車として昼間や夜間に走ります。花井さんによると「加減速の性能や、駅での停車時の定位置停止装置(TASC)の精度などについてのデータを取る」そうで、担当する京王社員やメーカー関係者らも乗車します。
試験時は急行の停車駅に停めたり、各駅停車で走らせたりします。それらはもちろんのこと、「急行の臨時停車駅である井の頭公園、駒場東大前で停める運用パターンでも試験をして対応させます」と話しました。
1000系は29編成が在籍していますが、ATO改造で運用は足りるのでしょうか。花井さんによると「平日朝のラッシュ時の最大運用数が25編成で、4編成は余分にあるので今回の改造や、検査があっても足ります」との解説でした。
一方、京王線で2026年初めに営業運転を開始する新型車両2000系は、自動運転開始を見据えて「準備工事をしたような形にし、その後の自動運転導入がそれほど難しくないようにする」そうです。
京王は全体のホームドア設置を含めた自動運転整備に総額951億円を投じる計画です。社運を賭けた一大プロジェクトと言っても過言ではなく、安全で定時性にも役立つ自動運転が実用化されることが期待されます。
Writer: 大塚圭一郎(共同通信社経済部次長・鉄旅オブザイヤー審査員)
1973年、東京都生まれ。97年に国立東京外国語大学フランス語学科卒、共同通信社に入社。ニューヨーク支局特派員、ワシントン支局次長を歴任し、アメリカに通算10年間住んだ。「乗りもの」ならば国内外のあらゆるものに関心を持つ。VIA鉄道カナダの愛好家団体「VIAクラブ日本支部」会員。
車掌削減はバブル期からやってたのだから
電車の自動運転くらい、前世紀windows95の頃にさっさとやっておけよ
この種の半自動運転はホームドアへの対応と共に増えていますね
全自動運転への布石かと
誰かが書いてるけど、リアルタイムOSでないwindows95で自動運転したら事故るしw