最も保存車両がある寝台特急って? 全国を巡れば全設備を体験できる!?

2015年まで上野~札幌間を結んでいた寝台特急「北斗星」。シャワー付き個室寝台車や予約制コース料理の食堂車などが人気の豪華列車で、各地に車両が保存されています。多彩な設備も有名でしたが、もし集めれば「再現」できるのでしょうか。

宿泊可能な客車たち

■電源車

「小坂鉄道レールパーク」(秋田県小坂町)の宿泊設備「ブルートレインあけぼの」用として、カニ24形511号車が保存されています。これは「北斗星」にも使われたことのある電源車です。カニ24形0番台など、ほかの電源車は現存しません。

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解放型B寝台車(安藤昌季撮影)。

■開放型B寝台車

「ザ・ヒロサワ・シティ」にオハネフ25形12号車が保存されています。JR東日本タイプの24系解放B寝台車としては、「小坂鉄道レールパーク」のオハネフ24形12号車、「ブルートレイン日本海」(岩手県岩泉町)のオハネフ25形121号車、オハネ25形151号車があります。いずれの保存車両も宿泊可能です。

■Bコンパートメント

 開放型B寝台車に扉を付け、4人用個室としても使えるようにした設備です。「北斗星スクエア」(北海道北斗市)にオハネフ25形2号車が保存され、宿泊可能です。

■1人用B個室寝台「ソロ」

 大きく分けて室内で直立可能なタイプ(大半がJR北海道車)と、寝台幅がやや広いが直立できないタイプ(JR東日本車)がありました。直立可能タイプは「北斗星スクエア」にスハネ25形501号として現存します。法律の関係で宿泊はできませんが、荷物置き場などとして活用されています。

■2人用B個室寝台「デュエット」

 平屋(下段)室と階段を上がった階上(上段)室が備わります。「ザ・ヒロサワ・シティ」のオロハネ24形551号にて現存します。宿泊も可能です。

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