最も保存車両がある寝台特急って? 全国を巡れば全設備を体験できる!?

2015年まで上野~札幌間を結んでいた寝台特急「北斗星」。シャワー付き個室寝台車や予約制コース料理の食堂車などが人気の豪華列車で、各地に車両が保存されています。多彩な設備も有名でしたが、もし集めれば「再現」できるのでしょうか。

では、現存しない車両は?

■食堂車「グランシャリオ」・展望ダイニングカー

「ベーカリーレストラングランシャリオ」(埼玉県川口市)で、スシ24形504号がレストランとして営業し、現役時代に近い内装で食事できます。「ザ・ヒロサワ・シティ」にもスシ24形505号が保存され、宿泊時には別途申し込みで、夕食と朝食をとることもできます。また、見学客が飲食スペースとしての使用も可能です。

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食堂車スシ24形505号(安藤昌季撮影)。

「夢空間北斗星」に連結されたオシ25形901号車は、オハフ25形901号車と同じく、修復のうえ清瀬市に移設されることになっています。レストランとしての使用も考慮しているとのことです。

 なお料理の味は、「鉄道博物館」(埼玉県大宮区)やJR東京駅の展望車風レストラン「ステーション レストラン ザ セントラル」が現役時に近いです。

 以上が「北斗星」の保存車両でした。あれほど多様な設備を誇った列車で、現存しないのはJR東日本タイプのB個室寝台ソロとツインデラックスだけというのは驚きです。

「ツインデラックス」については、簡易宿泊設備「トレインホステル北斗星」で体験できたのですが、現在は営業休止に。これを引き継ぎ、2024年に開業した「マンガアートホテル馬喰町」は、一部寝室が「北斗星」の寝台設備ですが、「ツインデラックス」はないようです。

 とはいえ各地を巡り、設備ごとに往年の「北斗星」を体験する旅も楽しそうですね。

ホテルですか、これ!? 「夢空間北斗星」の超豪華個室(写真)

Writer:

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

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