「あなた自身が財布です」 東武の画期的“手ぶら”決済サービスを体験 まもなく列車にも導入へ!

東武鉄道が生体認証を用いた決済サービス「SAKULaLa」を越谷・川越エリアで開始。新越谷駅周辺の店舗で、指静脈認証を用いた「手ぶらで買い物ができる便利さ」を実感できました。

一度登録さえしてしまえば自身が財布代わりに

 東武鉄道は2025年1月15日(水)より、生体認証を用いた決済サービス「SAKULaLa(サクララ)」を、埼玉県の越谷と川越の両エリアで開始しました。「SAKULaLa」は日立製作所と共同開発したもので、指静脈認証を用いています。

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東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の新越谷駅へ進入する東武50050型電車(2025年1月15日、大藤碩哉撮影)

 あらかじめ氏名などの個人情報やクレジットカード番号、生体情報を紐づけることで、“手ぶら”で買い物することが可能に。15日は新越谷駅(越谷市)周辺の店舗で、「SAKULaLa」の利用シーンが報道陣へ公開されました。

 決済はいたって簡単です。支払いの際に決済方法の中から「SAKULaLa」を選択し、専用端末へ指をかざし認証されたら、登録済みの電話番号の下4桁を入力するだけ。従来の支払いのように、財布からカード類を出す必要もなければ、スマートフォンなどをポケットから取り出しアプリを起動する手間もありません。

 新越谷駅の北側にある「海鮮問屋 孝進丸」も、「SAKULaLa」を使える店のひとつ。店長の杉本祐紀さんは導入の理由を「今後、生体認証が主流になると見込んで(導入を)決めました。画期的だと思います」としています。

 そのうえで、不正利用がないことと、忘れ物がなくなることをメリットとして挙げました。居酒屋としてお酒も提供する業態から、酔って“出来上がった”来店者が、カードなどを忘れて帰ることもあるそうです。しかし「SAKULaLa」なら忘れ物のしようがないということで、期待していると話します。

【マジでタッチするだけ】興味深い利用風景(写真)

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