製造期間わずか3年! 超希少な「トヨタ・ジープ」幕張メッセで発見!! 短期間で消滅した意外なワケ

「東京オートサロン2025」のトヨタブースにトヨタBJ型が展示されました。このクルマはトヨタの傑作車「ランドクルーザー」の記念すべき初代モデルです。ただ、一時期「ジープ」と呼ばれたとか。なぜ改名されたのでしょうか。

なぜトヨタ「BJジープ」名前消えた?

 その後、1954年には、大型トラック用エンジンとして開発されたF型3.9リッター直列OHVが追加設定されましたが、これは高負荷連続運転の多い消防車のみでの採用に留まり、広く用いられるのは次の20型からとなりました。

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製造元のウィリス社からライセンス権を得て国内生産された三菱「ジープ」。ウィリス社はその後、カイザー・ジープ社、AMC(アメリカン・モータース社)、クライスラー社と移り変わったが、三菱では変わることなく1998年まで「ジープ」のライセンス生産を続けた(柘植優介撮影)。

 なお、この年には「ジープ」の名称が自社の商標に抵触するとのウィリス社、および同社からライセンス生産権を得ていた三菱からクレームが入ったことでトヨタは改名を余儀なくされ、世界的に人気を博していた英国のランドローバー(陸の海賊船の意味)を駆逐したいとの思いから、トヨタは新たに「ランドクルーザー」(陸の巡洋艦)の名称を与えています。

 こうして、わずか3年ほどでトヨタ車から「ジープ」の名は消えました。しかし、その後、新たな車名となった「ランドクルーザー」がトヨタを代表するブランドへと昇華したのはご存じのとおりです。

 このたび開催された「東京オートサロン2025」で「トヨタBJ」が展示されていたのは、ランドクルーザーユーザーを対象に、カスタマイズ、レストア、メンテナンス、オリジナルパーツやグッズ販売などを行う「ランクルBASE」です。

 実車はMB/GPWによく似ているものの、ボンネットが長く、ホイールベースも延長されているため、オリジナルの「ジープ」に比べて間延びした印象を受けるのはそのためです。フロントマスクはMB/GPWとは意図して変えられたようで、「ジープ」試作車のウィリスMAに似た意匠となっていました。

「ランドクルーザーBJ型」は残存数が少ないことなどから、現在ではトヨタ車の中でもとりわけ希少なモデルとなっています。そのうちの1台が東京オートサロンの会場に展示されていたため、実車を見られた人は本当に幸運だったと言えるのではないでしょうか。

※誤字を修正しました(1月27日11時05分)。

【車内も】トヨタ「BJジープ」前後左右をイッキ見(写真)

Writer:

「自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、モト・グッツィV11スポーツ、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか」に

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