「ヤンキーのガニ股乗りスクーター」の元祖に!? 女性向けのソフトバイクが、なぜかツッパリの熱い支持を得ちゃったワケ

1970年代中盤から確立されたジャンルであるファミリーバイク。なかでも革命的な存在として、のちのスクーターブームにもつながったのが、ヤマハから発売されたパッソルです。そんなパッソルにまつわるさまざまな「逸話」について、ご紹介します。

ロードパルに対抗して登場したスクーターモデル

 1970年代中盤、ファミリーバイクなるジャンルが確立されました。1976(昭和51)年に発売されたホンダの女性向けファミリーバイク、ロードパルを起源とするもので、以降各社ともに「ママさん向けバイク」を続々とリリース。そうしたなか特に革命的で、後のスクーターブームにも繋がったのが1977(昭和52)年にヤマハから発売されたパッソルでした。

Large 20250219 01

拡大画像

発売当初の広告より。あくまでもパッソルは主婦向け、女性向けとして登場した(画像:ヤマハ)。

 ホンダのロードパルが、女性従業員に「スーパーカブの不満点」を聞き出し開発されたのに対し、ヤマハもまた女性でも乗りやすい「ソフトバイク」というカテゴリーを掲げ、パッソルを開発しました。スカート姿の女性でも跨らずに乗れるスクーターモデルで、ステップスルーという新しいバイクスタイルを確立。生産ラインは全員女性スタッフで構成したほか、広告には女性に人気の女優、八千草薫を起用しました。

 スーパーマーケットやデパートなどの主婦層が集まる場所で展示試乗会を開催したほか、並行して「ヤマハ原付免許教室」を開催するなど、それまでバイクに跨ったことがない女性層の獲得に積極的に取り組んだのです。

 結果的に多くの主婦層をバイクの世界へと導いたパッソルは、ホンダが発売した数々のファミリーバイクのモデルを凌駕する販売台数を誇り、1978(昭和53)年には上級モデルのパッソーラを販売。パッソルシリーズは累計で100万台超えの大ヒットに至りました。

 また、1970年代までのミニバイク市場は、レジャーバイクと呼ばれるモデルが中心でしたが、80年代以降はスクーターモデルに人気が移行。このブームのきっかけを最初に作ったのも、パッソルでした。

 他方、パッソルは当時の不良少年たち……ツッパリやヤンキーと呼ばれる層にも絶大な支持を得たことでも知られています。どうしてパッソルがツッパリたちに支持されたかの理由は、諸説ありますが、大きくは2つあります。

【生産ラインにまで女性が!?】女性向けファミリーバイクの代名詞となったパッソルを写真で(画像)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス