団体「カシオペア」消滅か? 北海道新幹線の開通から約10年 人気列車の将来がヤバい理由
かつては寝台特急「カシオペア」として運行され、現在は団体列車「カシオペア紀行」で使われるE26系客車。JR東日本が機関車廃車を始めたこともあり、注目が集まります。運行開始25周年を迎えたE26系について、振り返ります。
定員を増やし、乗り心地も改善
標準的な2人用A個室「カシオペアツイン」は、定員20(補助ベッド使用で21)名で計画されています。JR北海道が「北斗星」用に開発した1人用B個室寝台「ソロ」車両では定員17名。「サンライズ瀬戸・出雲」の「シングル」は定員23(補助ベッドで26)名なので、個室内にトイレを入れて定員20名という計画は、パズルのような空間活用が求められました。
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モックアップで空間を確認しつつ、個室への階段を螺旋階段かつ共用としてスペースを確保したり、肘掛けを移動式にして、空いた場所に収納したりするなど、工夫が重ねられました。例えば2階をリビング、1階を寝室としたメゾネット型の最上位個室「カシオペアスイート」では、寝台の一部を通路の下に入れ込み、寝台幅85cmを確保しています。
また、それまでの24系とは違い、発電用エンジンを搭載した電源車を展望ラウンジカーとするため、防音・防振・防火対策を徹底しています。「北斗星」で問題となった乗り心地も、電車と同様の電気指令式ブレーキを採用してブレーキの利きを均一化したり、連結器の緩衝器をしなやかな素材としたりするなど、振動を大幅に軽減しました。筆者(安藤昌季:乗りものライター)は何度か「カシオペア」に乗っていますが、台車上に位置する「カシオペアスイート 展望室」ですら、静かで滑るような乗り心地で、感動しました。実感としては「サンライズ瀬戸・出雲」より静かで乗り心地がよく、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」には劣るといったところでしょうか。
それなら、東北、北海道だけでなく、
主に「関西」「四国」「九州」主に西日本中心に臨時、団体列車として運転させるべきだと思う。
大体、今のJRは管轄内でしか走れないのははっきり言って間違っている!
もう少し他の地域に活用させるべきだ!