ついに始まったぞCP+2025! キヤノン、ソニー、ニコンのブースはどうなっている? 各社最新カメラの機能をとことん試すべし
カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2025(Camera & Photo Imaging Show 2025)」が2025年2月27日から3月2日にかけてパシフィコ横浜(横浜市)で開催されています。今回は同イベントからキヤノン、ニコン、ソニーのブースについてお伝えします。
3つのエリアで構成されるニコンは表現の質を高める展示を前面に
ミラーレスカメラ「Zシリーズ」を展開するニコンは、「Z6 III」(2024年7月発売)や「Z50 II」(2024年12月発売)といった機種で利用できる「フレキシブルカラーピクチャーコントロール」などを体験できる「CREATIVE STUDIO」、「Z8」や超望遠などのプロ向け機材を体験できる「EXPERIENCE AREA」、そしてプロ向けシネマカメラで実績のあるRED製品の展示や監修LUT(ルックアップテーブル)の体験が行える「VIDEO CREATOR AREA 」の3つのエリアを設けました。
特にニコンが提供しているPC用ソフトウエア「NX Studio」の「フレキシブルカラーピクチャーコントロール」で作ったオリジナルの色味を「Nikon Imaging Cloud」やメモリーカードを通じてカメラに取り込み、そのまま撮影に使える「フレキシブルカラーピクチャーコントロール」は、表現の幅を広げる目玉機能として紹介されています。
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さらに「Nikon Imaging Cloud」からはフォトグラファーの小春ハルカさんや広谷勇樹さんらが作成したピクチャーコントロールのイメージングレシピをダウンロードして自分のカメラに取り込むことも可能で、クリエイターの色彩を自分のカメラで再現できます。同機能は「Z6 III」と「Z50 II」で導入済み。「Zf」もファームアップで「Nikon Imaging Cloud」に対応するため、先行して撮影体験ができるブースが用意されています。
超望遠体験コーナーでは、昨年夏に発売したばかりの「Z6 III」と超望遠ズーム「NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR」を組み合わせた撮影が可能で、飛行機や鉄道などをメインで追っている人にも最適な被写体の検出・追尾機能をその目で確かめることができます。
ソニーブースではEマウントレンズ初となる800mmレンズを体験可能!
ミラーレスカメラで急速にシェアを伸ばし存在感を見せているソニーは、デジタル一眼カメラのフラッグシップモデル「α1 II」や動画撮影を楽しめる「VLOGCAM」などのカメラと、新製品となる超望遠ズームGレンズ「FE 400-800mm F6.3-8 G OSS」をはじめとしたレンズラインアップによる、幅広いニーズに応える撮影体験ができるスペースを設けました。
さらに「α9 III」のグローバルシャッターによる全速フラッシュ同調を体験できる撮影コーナー、スポーツや風景写真の撮影を行うフォトグラファーらから撮影テクニックなどが学べるスペシャルセミナーやワークショップも行われています。
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一番の注目はやはりαレンズで初めて焦点距離800mmをカバーする「FE 400-800mm F6.3-8 G OSS」の体験コーナーです。
同レンズは動きの速い被写体を捉え続ける優れたAF性能と、ズーム全域での高い解像性能を実現。さらにインナーズーム方式を採用し、安定したフレーミングとなめらかなズーム操作を可能にしました。
超望遠域での撮影シーンの中でも、野鳥や野生動物、スポーツ、航空機など多くの場面で活躍するでしょう。さらに1.4倍、2倍のテレコンバーターにも対応し、最長1600mmまでのAF撮影が可能です。
ディープラーニングを含むAI処理で人物認識に加え、動物や昆虫、乗り物などの認識にも対応したAIプロセッシングユニットを搭載する「α1 II」と組み合わせれば、遠い距離からでも被写体をしっかりと捉えることができます。
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