トランプついに次世代戦闘機F-47の開発を発表! 実はボーイングにとっては救世主? その理由とは
アメリカのドナルド・トランプ大統領は2025年3月21日、次世代航空支配(NGAD)を「F-47」と命名し、開発契約をボーイングと結んだと発表しました。
米空軍としては史上初の第6世代機プロジェクト
アメリカのドナルド・トランプ大統領は2025年3月21日、次世代航空支配(NGAD)を「F-47」と命名し、開発契約をボーイングと結んだと発表しました。

NGADはアメリカ空軍のF-22戦闘機を更新する機体の開発プロジェクトです。アメリカ空軍として初めての第6世代機の開発プロジェクトになります。
第6世代機は高度のステルス能力に加え、無人機との連携などが考慮される機体です。同機の契約受注をめぐっては、最初、ボーイングとロッキード・マーチン、ノースロップ・グラマンの3社が競っていましたが、2023年にノースロップが撤退。ボーイングとロッキード・マーチンの直接対決でボーイングが契約を勝ち取る形となりました。
このプロジェクトは、防衛部門の不振や、F/A-18E「スーパーホーネット」のライン閉鎖が迫るボーイングにとって、大きな巻き返しの原動力になる可能性があります。なお、トランプ大統領からは、契約に関する具体的な金額に関しては明かされませんでした。
また、同機に関してはトランプ大統領が、外交関係が変化し、敵対関係となる可能性があるためとし、同盟国に売却する際は機体の性能を「10%程度トーンダウン」つまり性能を低下させる意向を示したことも明らかとなっています。
なお、NGADの試験機自体は2020年代に入ってから秘密裏に各種の実験などを行っていたようで、早ければトランプ大統領の任期中にも試作機が初飛行するであろうという報道もあります。
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