東武東上線の「斬新な新型車両」がスゴい! “おでこが出てる”特殊形状で車内も変化!既存車両の動向は?
東武東上線に、9000系車両の代替車両として新型車両の90000系が導入されます。これまでの車両とは何が違うのでしょうか。
LCD(液晶ビジョン)は全ドア上に設置へ
車内も「舟運」をイメージしたデザインで、公開された車内のイメージを見ると2画面のLCD(液晶ビジョン)が千鳥配置の80000系と異なり、全ドア上にあるように見えます。東武鉄道は「実車もイメージ通り、LCDは全ドア上に設置される予定です」(同)と話します。
東武東上線では、9000系や10000系、30000系があずき色の帯で、50000系はシャイニーオレンジのフィルムが側面の戸袋部に貼られています。90000系はそれらとは異なり、前面とドアに青系の塗装が配される形となります。
代替される9000系は東武東上線だけでなく、東京メトロ有楽町線や副都心線、東急東横線・みなとみらい線にも直通するため、90000系も直通先に乗り入れることになります。9000系は私鉄では珍しい電機子チョッパ制御ですが、その特徴的な走行音を奏でる車両も見納めとなります。
なお、90000系は「フルSiC(炭化ケイ素)のVVVF制御装置」など最新の省エネ機器を採用し、消費電力を9000系車両と比較し40%削減できるとしています。
東武鉄道によると、9000系をベースとしたVVVF車両である9050系の動向や、90000系を当初計画の70両以上増備するかについては現時点では未定とのこと。東武東上線では、リニューアルを受けていない10000系なども残っており、これらの車両の動向も気になるところです。
コメント