ドローン相手にミサイルは高い…「ならば、あえて近づく!!」仏フリゲートがコスパ重視な撃墜法を披露

流石、砲兵の国…。

本来艦の防御用火器を積極的に使用

 フランス統合参謀本部は2025年4月18日、海軍所属のフリゲートがイエメンの反政府勢力であるフーシ派のドローンを、艦砲で撃墜する映像を公開しました。

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アキテーヌ級駆逐艦(画像:アメリカ海軍)

 この砲撃がいつ行われたかは明かされていませんが、欧州連合(EU)によって編成され紅海に派遣されている「アスピデス作戦艦隊」で任務に就くアキテーヌ級駆逐艦(フランス海軍では駆逐艦扱い、他国ではフリゲート扱い)と見られます。

 同艦にはイタリア製のオート・メララ製の76mm砲が搭載されています。ドローンは同砲のEO/IR(電光/赤外線)システムを使用した対空射撃で撃墜されたようで、これにより、高価で貴重な対空ミサイルを節約することができました。

 オート・メララ製の砲は、日本の海上自衛隊を含め世界各国で使われており、対地対艦対空能力がある万能砲として運用されていますが、対空に関しては、あくまでミサイルなどが防空網をすり抜け至近距離に迫ったときの防衛用火器でした。しかし、同海域でフランス海軍は、あえてドローンの近くまで接近し、有効射程といわれている8km圏内で攻撃することで、対空ミサイルを節約していると予想されます。

 なお、紅海やアデン湾では、フーシ派による商船に対する攻撃が活発化しています。フーシ派は当初、イスラエル・パレスチナ自治区のガザでイスラエル軍と戦うイスラム組織「ハマス」との連帯を表明し、イスラエルに停泊するなど直接的な関係のある商船を攻撃すると宣言していましたが、イスラエルと関係が希薄な商船も標的としています。

 そのため、EUでは商船護衛を目的として独自に艦隊を編成して派遣。ほかにもアメリカ、イギリス、カナダ、インドなどの国々が海軍を派遣し、商船の護衛に当たっています。

【画像】赤外線だとこう見える…、ドローン撃墜の瞬間

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