船の横から「チョロチョロ」出ている水の正体は? 漏れでも故障でもない“謎の穴”の重要な役割
港に停泊している船の横から、チョロチョロと水が流れ出ているのを見たことはありませんか?「水漏れ? 故障?」と不安になるかもしれませんが、実はあれ、船が正常に機能している証拠なのです。
「故障!?」と思いきや、じつは“健康な証拠”
港のターミナルや岸壁から船を眺めていると、船体の横に開いた小さな穴から水がチョロチョロと流れ出している光景に出会います。「水漏れではないのか」「故障では」と思った人もいるかもしれませんが、それはまったくの誤解です。
その水は、エンジンや発電機などを冷やすために使われた海水や、船内設備から出た水が排出されているものです。一定の流れで出ている水は異常ではなく、むしろ船が正常に機能している“健康な証拠”なのです。
船の中では、エンジンの冷却、生活用の水まわり、船体のバランス調整など、さまざまな目的で水が使われています。ただし、船外へ出る水の出口や処理方法は水の種類によって異なり、冷却水、生活排水、ビルジ、バラスト水などが、それぞれ決められた設備や条件のもとで扱われています。
なかでも代表的なのが「エンジンを冷やすために取り込んだ海水」の排出です。船は走っている間も止まっている間も、エンジンや発電機が休まず働き続けるため、それらを冷やす“血液”のような役割の水が必要なのです。
では、あの小さな穴から出ている水は、いったい船の中でどんな旅をしてきたのでしょうか。





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