東武伊勢崎線が「豊洲直通」へ! 運行形態はどうなる? “利便性大幅アップ”のワケとは 埼玉東部と臨海部が直結

東武伊勢崎線(スカイツリーライン)が、豊洲方面へ直通することが決定しました。どのような運行形態となるのか、東武鉄道へ詳細をたずねました。

伊勢崎線~有楽町線~東上線の「直通」はあるのか

――有楽町線の延伸により、スカイツリーラインと東上線が地下鉄を介して物理的につながることになりますが、直通運転は検討するのでしょうか?

 現時点では、東武本線(スカイツリーライン)と東上線間の営業列車の相互直通運転は具体的には計画していません。

――東武スカイツリーラインと有楽町線延伸区間(豊洲~住吉)を結ぶ特急列車の運行は将来的に検討するのでしょうか?

 将来的には様々なことを考えていきたいと思っていますが、現時点では具体的な運行計画は未定です。お客様にとって利用しやすいダイヤとなるよう、今後様々な観点から検討していきます。

――現在、半蔵門線や東急田園都市線への直通列車に使用されている50050系電車は、改造工事を実施して豊洲方面に直通するのでしょうか?

 現時点では具体的な運行計画は未定であるため、必要があれば検討を行っていきます。

※ ※ ※

 直通運転の効果として、春日部~豊洲間は約61分から約53分に、草加~東陽町間は約40分から約29分に、押上~豊洲間は約22分から約14分に短縮。いずれも乗り換え回数は2回から0回となる見込みです。なお、直通列車は10両編成となることが発表されています。

 東武鉄道は「現時点では具体的な運行計画は未定」としつつも、既存の半蔵門線直通列車は減らさず、大手町方面への利便性は落とさない形で検討を進めていく考えです。利便性は大きく向上することになります。

 東武スカイツリーラインは、都心側のターミナル駅が浅草駅となり、山手線には接続していません。そのため、日比谷線や半蔵門線といった地下鉄への直通を拡大することで、利便性を高めてきました。今後は有楽町線へも直通することになり、地下鉄直通列車はさらに充実することになりそうです。

【画像】これが有楽町線「延伸区間」のルートと新駅の位置です

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