いすゞだけじゃないから!「デザインの巨匠」が関わった日本車たち「CMで見た!」なモデルも

幕張メッセで開催された「オートモビルカウンシル2025」のゲストとして、天才カーデザイナーのジョルジェット・ジウジアーロ氏が招かれました。そこで来日を祝して、彼が手掛けた日本車を4つ紹介します。

スバルや日産もジウジアーロとコラボ

 マツダやいすゞ以外の日本メーカーも、ジウジアーロ氏にデザインを依頼しています。

スバル「アルシオーネSVX」

 バブル期の1991年にスバルが発表した高級パーソナルクーペが「アルシオーネSVX」です。このクルマの特徴は、ジウジアーロ氏の大胆かつ美しいスタイリングで、日本初のドアガラスがルーフ面にまで回り込む、いわゆる「グラス・トゥ・グラス」によるミッドフレームウインドウを採用した点が外観上の大きなポイントとなっています。ただし、この形状ではサイドウィンドウの開閉が難しいことから、上げ下げできるのはガラスの一部だけでした。またオリジナルデザインでは、ヘッドランプが開閉式(リトラクタブル)でしたが、市販化にあたって固定式に改められています。

日産「GT-R50 by Italdesign」

「GT-R」(「スカイラインGT-R」から数えて)とジウジアーロ氏率いるイタルデザインがそれぞれ50周年を迎えたことを記念して、両社が共同で企画したのが「GT-R50 by Italdesign」です。プロトタイプの発表は2018年6月で、翌年(2019年)9月に市販化されました。ベースとなったのは2017~2022年型「GT-R NISMO」で、内外装は日産デザインヨーロッパと日産デザインアメリカが手掛け、プロトタイプの開発・設計・製造はイタルデザインが担当しています。それゆえに日本では輸入車扱いとなりました。なお、最高出力は720psへと強化されています。50台のみの限定生産で、日本での販売価格は1億4530万5600円(税込)でした。

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「オートモビルカウンシル2025」の会場で開催されたジウジアーロ氏のトークショーの様子(山崎 龍撮影)。

 世界的なカーデザイナーのジウジアーロ氏は、仕事のパートナーとなった宮川氏の存在もあり、20代の頃から数多くの日本車のデザインを手掛けてきました。彼は日本メーカーに作品を提供するだけでなく、スタイリングの重要性やパッケージングとの融合など、デザイン哲学の面でも多大な影響を与えています。ジウジアーロ氏の存在がなければ今日の日本車はなかった、と言っても過言ではないでしょう。

【画像】「ジウジアーロと言えばコレでしょ!」なクルマとは

Writer:

「自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、モト・グッツィV11スポーツ、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか」に

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