来日予定の英国空母 実は演習中に艦載機1機をインドに置き去り!?「バカンスしてたいです」同地観光局がネタ投稿

インドのケーララ州観光局の公式Xは2025年7月2日、バカンスを楽しむF-35Bのイラストを投稿しました。

6月の演習中に緊急着陸した機体が置いてけぼりに

 インド・ケーララ州観光局の公式Xアカウントは、2025年7月2日、バカンスを楽しむF-35B戦闘機のイラストを投稿しました。

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演習中に緊急着陸したF-35B(画像:インド空軍)

 このイラストのモデルとなったのは、イギリス海軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」に搭載されているF-35B戦闘機で、同機は2025年6月16日、演習中にインド・ティルヴァナンタプラム(トリヴァンドラム)国際空港へ緊急着陸しました。

 当日は予想外の強風と雷雨に見舞われ、安全上の理由から空母への着艦が不可能と判断されたため、陸上への緊急着陸という判断に至ったと見られます。

「プリンス・オブ・ウェールズ」は、インド太平洋地域で友好国との演習や交流を実施する長期作戦「オペレーション・ハイマスト」の途上にあり、緊急着陸した機体を回収できないまま、空母はすでに東南アジア方面へと航行を続けています。

 機体そのものにも技術的な不具合が発生していたようで、現在はイギリス海軍が現地で修理を行っている最中とされています。修理完了後の回収方法についてはまだ決定しておらず、しばらくの間は機体がインド国内に滞在する可能性があるとのことです。

 イギリスとインドは、インド太平洋戦略において協調関係にあり、頻繁に合同訓練を行う友好国です。ただし、インドは伝統的にソ連・ロシア製兵器の主要な導入国であり、モディ首相もロシアとの関係を維持しているため、機密性の高いF-35Bが長期間駐機することには一定の懸念もあります。とはいえ、現時点で大きな問題は発生していません。

 緊急着陸した空港があるケーララ州は、エラヴィクラムやペーリヤールなどの国立公園や、ゾウやサルのラングールが生息する野生動物保護区が点在する観光地としても有名です。これを受けて、ケーララ州観光局は「ケーララ州は、一度来たら離れたくなくなる場所」というコメントと共に、F-35Bが観光レビューで「★5つ」をつけている画像を投稿しました。

 画像には、「ケーララは本当に素晴らしい場所です。離れたくありません。絶対にオススメです」とコメントする「英国F-35B」が描かれています。

 なお、このネタはケーララ州観光局が考えた訳ではなく、「The Fauxy(ザ・フォクシー)」という日本の「虚構新聞」のようなパロディサイトが考えたものを、同観光局が活用したもののようです。

※一部修正しました(7月6日21時00分)。

【画像】留守番中…これがインドに残されたF-35B

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