これも無くなっちゃうの? 高速道路の「非常電話」運用停止が相次ぐ 「もしもしヤバイです」はケータイで
NEXCO東日本北海道支社は2025年9月10日、管内の高速道路に設置している非常電話の運用を一部停止すると発表しました。
これって要らないの…?「非常電話」停止
NEXCO東日本北海道支社は2025年9月10日、管内の高速道路に設置している非常電話の運用を一部停止すると発表しました。

非常電話は高速道路の路肩に約1kmおき、トンネル内では200mおきに設置している緊急通報用装置です。受話器を取るだけで道路管制センターにつながり、会話の不自由な人のために「故障」「事故」「救急」「火災」の状況を表示したボタンが設置されているものもあります。
10月からは、深川・留萌道の深川JCT~深川西IC、日高道の苫小牧東IC~沼ノ端西ICで運用を停止します。NEXCO東日本は、携帯電話から無料で利用できる「#9910(道路緊急ダイヤル)」や、同サービスのLINEアプリの利用を呼びかけています。
なお、NEXCO東日本東北支社はすでに2025年1月より、仙台南部・東部・北部道路や東北中央道、三陸道、秋田道、百石道路の有料区間などで、トンネル部を除き順次運用を停止し、その後撤去するとしていました。「老朽化および利用実態が携帯電話に移行していること」を踏まえたということです。
NEXCO東日本では、たとえばSA・PAにおける交通情報モニター(ハイウェイ情報ターミナル)の運用も順次停止しており、高速道路における基本的なインフラと思われていたものが無くなることへの驚きの声もSNSで見られます。
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