ドローンの“まさかの使い方!?” 道路点検の新型「ドデカ自撮り棒」に、わざわざ“ドローン串刺し”のワケ NEXCOの苦悩

道路点検の現場ではドローンが盛んに用いられていますが、まだまだ、アナログな手法が必要な箇所も。高所点検に用いる「自撮り棒」のような器具に、わざわざドローンを組み込んだ新型が登場しました。なぜ、ドローンを飛ばさないのでしょうか。

棒にドローン仕込みました!→フツーに飛ばせばよくね!?

 道路などの点検や維持管理の現場でドローンが盛んに用いられるようになりました。構造物を上空から捉えるのではなく、高い橋の下面など、人が近づきにくいところでもカメラを備えたドローンが活躍しています。

Large 20251018 01

拡大画像

Aero-Pole Eyeデモ映像(乗りものニュース編集部撮影)

 高所作業のリスクも軽減できるドローン点検ですが、一方で“アナログ”な手法もまだまだ主流。地上の作業員が橋の下面を確認するために、カメラを取り付けた巨大な「自撮り棒」のような器具も各社用意しています。その“最新型”が、2025年10月16・17日に東京ビッグサイトで開催された「ハイウェイテクノフェア2025」で公開されました。

 ネクスコ東日本エンジニアリングが出展したのは「Aero-Pole Eye」と呼ばれる高所カメラです。最大で地上10mまで伸縮する巨大「自撮り棒」とカメラで、近接目視と同等の点検が可能というものですが、なんと、棒の中ほどにドローンが串刺しにされています。

「あれ、重いんですよ……全体で11kgあるのを持ち上げているんです」と説明員は話します。そこで、串刺しにしたドローンを起動すると揚力が発生し、常に棒が“浮いた”状態となるため、重量をほぼ0kgまで軽減するのだそうです。

「ドローンを普通に飛ばせばいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、飛ばせる場所の制約があるうえ、「ドローンのカメラは暗いところだと鮮明に映らないんです」とのこと。一例として埼玉の外環道を挙げました。確かに、下を走る国道298号は道路全体が遮音壁で覆われており、昼でも薄暗い環境です。

 都市部ではドローンカメラが使い物にならない環境も多いようです。ちなみに首都高では、こうした巨大自撮り棒に電気で動く金属の突起部を取り付け、本来はハンマーでコンクリートを叩いて音の違いから構造物の健全度を図る「打音検査」を地上から行う器具も開発しています。

【え…!】これが「ドローン串刺し巨大自撮り棒」です(写真)

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. ドローンの浮上能力を一種の「反重力装置」として使っていると見ることもできる。

記事ランキング

  1. イラン海軍の潜水艦が「撃破される瞬間」捉えた映像が公開 3隻の無人ボートが基地を急襲 “米軍史上初”の攻撃
  2. ロシア軍の攻撃ヘリが「飛行中に急襲される瞬間」捉えた映像が公開 背後から「刺客」が忍び寄る
  3. 海自の最速艦艇が「主砲を撃ちまくる」珍しい映像が公開 最高速力は80km/h以上! 対空戦能力を披露
  4. 首都高の「高級外車」がトンネル内で大炎上! “火だるまになる”恐怖の一部始終を捉えた映像が公開 ドライバーに批判も
  5. 本数が7割も減った「地下鉄の新駅」今どうなっている? “祭りの後”の様子を見てきた 大多数の乗客は「1駅手前」で下車
  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  3. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」